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2008/11/8(土) 奄美大島ダイビングVol.1 [ダイビング 九州]

2008/11/8(土) 奄美大島1日目1本目 倉崎海岸ビーチダイビング

2008年11月8日(土)~10日(月)は、奄美大島に潜りに行って来ました。
天気予報では雨だったのですが、直前で太陽を引き当て、8日は見事な晴天。
現地奄美空港は、気温30度でクーラーも無く暑いです。(クーラーの無い原因は帰りに分かりました。)
ただ、気になるのは空港も路面もビショビショ!!
どうやら、朝に大雨が降ったようで、ところによっては土砂崩れ・・・。
予想通り、海の中は泥々で透明度は期待できず、マクロな展開になりました。

宿泊先のネイティブシー奄美で昼食をとり、予定のボートをビーチに変更して1本目は倉崎海岸へ。
のっけから、ハゼ祭りになっちゃいました。

Photo1 ハチマキダテハゼ(-5m)
_081108_141903.jpg
エントリー部は雨水の影響が強く、透明度はほとんど無しです。
少し入ると5m程と回復しますが、やはり泥の影響が大きいようで透明度は期待できません。
砂地に泥が溜まり、ハゼにとってはかなり住みやすい環境のようで色々顔を出しているのですが、伊豆ほど人馴れしていないせいか敏感ですぐに引っ込んでしまいます。
この透明度とハゼの素早さで、中々写真の方は厳しいですね。

Photo2 ヒメダテハゼ(-5m)
_081108_142050.jpg
こうなったら、片っ端から撮って行こうということで、第2弾はヒメダテハゼです。
見ているとどうやらこいつが多いみたいですね。
とはいえ、実際はこいつとダテハゼとミナミダテハゼ、見ただけじゃ中々区別がつかないので、きっと混ざっちゃってますね・・・orz。

Photo3 オトメハゼ(-7m)
_081108_142159.jpg
途中、色々居たのですが、すぐに引っ込んじゃうので中々写真に納まった奴が居ません。
やや後方から近づいているので、こいつはまだ気が付いていないようです。
第3弾はオトメハゼです。
こいつぐらい特徴があれば、分かりやすくて良いんですけどね。
で、結局斜め後ろからのやや遠目写真しかないってことは、これ以上は近づかせてくれなかったってことです。

Photo4 オグロトラギス(-8m)
_081108_142324-ogurotoragisu.jpg
伊豆ではトラギスやコウライトラギスが普通ですが、こちらはこいつが多いみたいです。
ちょっとみると、こいつが泳いでいる姿が目に入ります。
で、この距離で撮った写真でも、修整してやっとこの程度です。
これ以上アップでトリミングするとアラだらけなので、この辺で止めておきます。

Photo5 レモンスズメダイ(-8m)
_081108_142520.jpg
この海岸ではスズメダイと言えばこいつが代表のようで、良く見かけます。
浅い泥底で、枝サンゴはほとんどありませんから、スズメダイ系は少ないようです。
黄色に青の配色はきれいだと思うのですが、何故かこいつは地味な感じがします。
サンゴも泥を被って今の海の中はちょっと汚いイメージがあり、こういった周りの環境がそう感じさせるんでしょうか?

Photo6 カモハラギンポ(-10m)
_081108_142629.jpg
伊豆で見るとかなり珍しいと思うのですが、奄美、特にこの倉崎海岸では良く見ます。
黒い体に白い線のみですからシンプルで地味。これで数が多いとほとんど相手にされない部類なのでは・・・。
泳いでいるので写真も撮りにくいですしね~。

Photo7 イソハゼの仲間だと思います(-10m)
_081108_142932.jpg
写真を整理していて見つけたものです。
ファインダーの真ん中に収まっているので、一応狙って撮ったものだとは思うのですが、記憶にほとんど無いのはたまたま動いたので撮った程度なのでしょう。
大きさも小さい上に近寄っていないので、写真中でも小さな点のような存在です。
切り取っては見たものの、種類を特定できるような写真ではないのですが、一応見たことの無い種類ではないかと思います。
ってことは、何故もっとちゃんと撮らないんだ!!!
すぐに逃げられちゃったんですよね、きっと・・・orz

Photo8 シノビハゼ(-10m)
_081108_143014.jpg
シノビハゼ系も比較的似ていて間違えやすいですが、こいつはお腹の斑点の中に黄色い点が見えます。
シノビハゼの特徴ですね。分かりやすくてよかった~。

Photo9 ヒメクロイトハゼ(-10m)
_081108_144251.jpg
初めはオトメハゼかと思ったのですが、良く見ると柄が違います。
調べてみると、ヒメクロイトハゼのようです。
オトメハゼに比べると、こいつはホバリングが好きなようです。
でも、同じクロイトハゼ属なのでやっぱり似てますね。

Photo10 ハナビラクマノミ(-10m)
_081108_143310.jpg
やっと泥から少し離れられました。
シライトイソギンチャクを棲家にするハナビラクマノミです。
奄美には眼の上に白線が入り十字に見えるサザンクロスと言う種もいるそうですが、今回はお目にかかれませんでした。

Photo11 イソギンチャクモエビ(-10m)
_081108_144807.jpg
逆立ちして、尻振ダンスを得意とする悩殺キャラです。
こいつはイソギンチャクにつくのが普通ですが、今回はナガレハナサンゴの脇に居ました。
良く見ると、上のほうにももう1匹居ますね。

Photo12 アカエリサンゴガニ(-10m)
_081108_144947.jpg
枝サンゴの間で大きく動いている奴が居ました。
初めは何が動いているのか良く分からず、ファインダーを覗きピントを合わせてもどうもしっくり来ません。
赤いし、その動きからカニであろうことは予想できたのですが・・・。
2枚ほど撮って、ちょっと目を離したら居なくなっていました。
後で写真を見ると、正面斜め下から煽るような角度で見ていたんですね。
う~ん、普段見慣れない角度から見ると、形が想像しにくいものなんですね。

Photo13 キツネウオ(-10m)
_081108_145242.jpg
フト気が付くと、1匹の魚が僕らの周りをウロウロ。
青みがかった体と、伸びた尾鰭の濃い青に赤い先端が妙に綺麗に見えます。
キツネウオってこんな色だったっけと思いながら、何とかこの色を写真に残したいと・・・。
が、追いかけ始めると逃げるんですね。
何とか撮った写真がこれですが、この透明度もあって、とても皆様にあの色の感触をお見せ出来そうにはありません。一応雰囲気だけでも頑張ったことを察して下さい。

Photo14 バブルコーラルシュリンプ(-10m)
_081108_145513.jpg
この丸いのは、ミズタマサンゴというのですが、サンゴにしてはちょっと変った形と感触ですね。
初めはてっきりイソギンチャク系だと思っていましたよ。
このサンゴには、今回かなりの確率でこいつらが棲んでいました。しかも結構大き目の奴らです。
アカヒゲカクレエビに似ているのですが、こちらは触覚、脚、ハサミなど紫系の色で縁取られています。
これだけ頻繁に見られるのに、まだ和名が無いんですよね。

Photo15 ハタタテダイ(-10m)
_081108_145617-hatatatedai.jpg
ペアで泳いで居ました。
伊豆ではムレハタタテダイが普通ですが、こちらはれっきとしたハタタテダイです。(どこが”れっきとした”だ?)
決め手は臀鰭先端部の色と顔つきなのですが、この写真ではちょっと顔つきまでは分かりませんね。

Photo16 フエヤッコダイ(-10m)
_081108_150748.jpg
ちょっと出会いがしら的な写真ですが、この透明度では良く撮れた写真だと思います。
ちょくちょく居るのですが、あまりちゃんと撮ったことが無いような気がして狙ってみました。
もっと口が長いオオフエヤッコダイを一度撮りたくて、こいつを見るたびに気になりつい撮ってしまうというのもあります。
中々オオフエに巡り合う機会には恵まれません。

Photo17 ホホスジシノビハゼ(-8m)
_081108_151041.jpg
最後に、またまたハゼです。ハゼに始まり、ハゼに終わるビーチですね。
何の気なしに、シノビハゼ系だと思って撮ったのですが、胸鰭の白点が筋になっているのが気になりました。
色が今一なのですが、頬の横を走る破線状の模様からもホホスジシノビハゼではないかと・・・。
何でも撮っておくものですね。

季節が違うせいか、かなり泥を被っているせいか、以前来たときと比べると海が暗く感じました。
もっと明るく綺麗な海をイメージしていたので、「奄美ってこんな感じだったっけ?」っと疑問符が・・・。
その割には、結構色んな写真を撮ってますよね。
経験が増え、欲張りになっているのかもしれませんね。
2本目は、ピアテグリでニシキテグリ三昧です。

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SAKANAKANE

何と!奄美に行ってらしたんですね。
奄美も、ずっと行こうと思っていて、果たせていない所です。
魚的には、やはり沖縄にかなり近い感じですね。鹿児島でも、ポイントによってはそう感じましたから、当たり前なんでしょうが・・・。
ヒメクロイトハゼは、とっても羨ましいです。
サザンクロスって、種になっているんですか?
キツネウオは、結構体色にバリエーションが有って、印象がズイブンと違いますよね。
オオフエヤッコは、やはり八重山辺りまで行かないと・・・。
by SAKANAKANE (2008-11-28 02:55) 

risingmoon

ドロドロという割りにはみんなクリアな写真じゃないですか~^^
魅惑の泥ハゼゾーンいいですね~!ずっと匍匐前進していたいです(*´д`*)
レモンスズメ!!!実は撮ったことがないスズメダイです。
泥っぽいとこにいるんですか?キレイだなぁ~・・・
サザンクロス残念見れなかったとのことでしたね>< 
次回ぜひリベンジですね^^!

by risingmoon (2008-11-28 22:53) 

ryo

>SAKANAKANEさん

奄美というともう沖縄のすぐ北ですから、魚的には沖縄に近いですね。来年皆既日食が見れると言う喜界島が有名ですが、すぐ脇のほぼ同じ緯度にある奄美北部も同条件だそうです。
普通に泥の島ですから、海もやや泥が多いです。今回特にハゼの多さに驚きました。(以前来た初めての頃は、ハゼは目に入っていなかったのだと思います)
ヒメクロイトハゼは初めオトメかなと思っていたのですが、動きがやや違うので写真で良く見るとこいつでした。
確かにサザンクロスは種名にはなっていませんね。ただ、ここだけでなく何処か外国でも同じようなのが見られているようです。ハナビラクマノミと紹介されているところではこの手の写真が無いので、一応まるで同じ種では済まされないかもとか思ってみたのですが・・・。
キツネウオはバリエーションが多いですよね。本当に同じ種類なのかな?
八重山方面にも行っているのですが、今のところオオフエヤッコには縁がありません。
by ryo (2008-11-29 21:31) 

ryo

>risingmoonさん

以前一度来たときはもっと明るい海に綺麗な砂浜の印象が残っていたので、今回同じところかと思うほど海底やサンゴに泥を被っていたのに驚いたんです。
実は日記の中ではあえて触れていないのですが、この次のピアテグリより更に湾の奥に”どろどろハゼハゼ”というポイントがあります。今回ちょっと様子見に行ってみたのですが透明度50cm以下、しかも大雨の後で表層はほぼ真水と最悪の状態。泣く泣く諦めました。
レモンスズメダイですが、奄美や沖縄でも普通に見る種です。普段は崖の中腹辺りで崖面に沿って泳いでいることが多いようです。色の割には思ったより地味なんです。


by ryo (2008-11-29 21:38) 

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