ダイビングのある生活
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ryo
2013-03-23T12:29:10+09:00
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2012/11/25(日) インドネシアバリ島トランバン3日目-3本目スラヤ
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2012年11月25日(日) インドネシアバリ島トランバンDiving 3日目3本目(No625) スラヤ 14:09-15:07(58min) Max.22.3m Av.14.3m 晴れ 透明度15m 流れさて、気が付いてみるとこれが9本目。もう全体の2/3程になるが、だいたい沈船の周辺で、あまり遠出はしていない。潜るたびに色々発見があるので、それは別にかまわないのだが、今回の目的の一つとして、「ホヤカクレエビ」というのがあったはず・・・。 「ホヤカクレエビ」、書いて字のごとく、ホヤに隠れているエビの事なのだが、ここまでは遭遇していないので、どこにでもいるという訳ではないらしい。それではと向かったのが、PSのさらに先、スラヤポイント。まあ、結論から言ってしまえば、御覧のように個人的には撮影に成功したが・・・。
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2013-03-23T12:29:10+09:00
3日目3本目(No625) スラヤ 14:09-15:07(58min)
Max.22.3m Av.14.3m 晴れ 透明度15m 流れ
さて、気が付いてみるとこれが9本目。もう全体の2/3程になるが、だいたい沈船の周辺で、あまり遠出はしていない。潜るたびに色々発見があるので、それは別にかまわないのだが、今回の目的の一つとして、「ホヤカクレエビ」というのがあったはず・・・。
「ホヤカクレエビ」、書いて字のごとく、ホヤに隠れているエビの事なのだが、ここまでは遭遇していないので、どこにでもいるという訳ではないらしい。それではと向かったのが、PSのさらに先、スラヤポイント。まあ、結論から言ってしまえば、御覧のように個人的には撮影に成功したが・・・。
右手にアグンを見、左には建設中の中国系高級リゾートを通り過ぎると、何もない泥の広場。ここ、入って行くんかい?大きめの石が転がる道をゴツゴツ揺られながら進むと、海岸にはちゃんと小屋が準備されている。ふと10年前の光景が頭をよぎる。大人に交じって、色々な年代の子供たちが何かしら仕事をしている。そういえば当時のAMEDはこんな感じだったっけ。
実は上の写真は最終日に再度来た時のもの。正面の場所はスラヤではなく別のポイントだが、雰囲気を知ってもらうために、入り口は同じなので、ちょっと借用。
トランバンの正面に比べると、ゴロタではなく砂地に近いビーチのようだ。この方がエントリーは楽だが、別の落とし穴もある。まず、最初の落とし穴はエントリー直後。いつものように半分海に浸かって機材を付ける。もちろんフィンも準備OK。いや、待てよ、ちょっといつもと様子が違う。このフィンってこんなにゴツゴツしてたっけ?結構痛いぞ、こりゃー砂利だな。一度フィンを外して砂利を出さなきゃ。と、こんなことも起こる。砂利を取り払っても、まだ若干違和感はあるが、大勢には影響なさそうなのでまあいいか。(認識が甘い!!)
やっぱり入り口にそれほど大きな石はない。かなり赤っぽい砂というか泥混じりというか、透明度もやや落ちているのはこのせいもありそうだ。そのうえ、ここでもまた流れが・・・。どうやら時間帯によって発生する潮の満ち引きと、タイミング悪くかちあっているようだ。
色々条件はあると思うが、ゴロタに比べると魚の数が少なく、やっと見かけたのが「イナズマベラ」や「ヒュプセロドーリス・ゼフィラ」といった超常連。薄暗さや流れも手伝って、ちょっと陰気な雰囲気で、今一つ気分が盛り上がらないぞ。
10m程潜ると、かなり暗く感じる。人工的につくられたものなのか、針金で作られた漁礁のようなものがいくつかある。ちょっと中を覗くと、白地に黒点のフグ。確か「モヨウフグ」の若魚がこんな配色だったはず。若魚とは言っても、マクロではちょっと手に余る。隣のサンゴには「ハナミノカサゴ」。なにか大きいのばかりが目について、あまり面白味がない。(贅沢な奴だ・・・)
目的のホヤすら見当たらず、今一低調なスタートで、若干ブルーが入りかけている?
いやいや、こういう時こそ、トサカやサンゴの隙間が癒してくれるはず・・・。
ほら、こっちのトゲトサカの隙間に何かいるぞ、ほらほら、その奥の方。とカメラのピント合わせをしていると、どこから現れたのか2匹のお魚達。目の前を横切るは、さえぎるは・・・。結局最初に何を見つけたのかも良くわからないまま、「ミナミゴンベ」のアップ写真だけが・・・。俺もこいつらも、結局何がしたかったんだ?
気を取り直して、こっちのサンゴの隙間の赤い奴で口直し。やっとマクロ撮影っぽくなってきた。写っているのは「サンゴガニ」だが、その奥のぼやけた赤っぽいのが気になる。エビ?カニ?エイリアン?集中力不足で、写真の出来も今一つ。(もともと大した腕じゃないんだから関係ないが・・・)
水深11m。また中途半端なのがやって来たぞ。スジモヨウフグかな?でも鼻提灯が少し気になる。これはこれでバージョン違いの写真にはなるよな。ネタもあまりないことだし、パシャ。
すれ違いざまに一枚撮ったが、目的地はもう少し深いみたいだし、あまり気にせずそのまま進行。いや~、思い込みはいけないね。痛い目見るよ。
この写真、何か違和感が無いかい?スジモヨウフグにしてはスジが無い。そう、その通り、近似種なんだが別の種類なんだよ。鼻提灯に気が付いたんなら、もっと注意してみるべきだよね。結論は「カスミフグ」、初物なのにあっさり見逃して・・・orz。
水深12-13mと少しずつ深場へ。相変わらず目ぼしいものも見当たらず、時折砂地に転がる岩などの陰に「クロイトハゼ」やら「ヒトスジイシモチ」などが、僕らもいるよとばかりに存在を主張してくる。
ところで、相変わらず流れはそれなりに強め。今は逆らって進んでいるためキックもやや強めが要求される。こうなると、足の甲に何か食い込んでくる。これって結構痛いんじゃないか?
後でわかることだが、ブーツの外側のジャージ生地に穴が開いているため、この隙間に砂利が入ったんだね。これじゃちょっとやそっとじゃ出て行かないはずだよ。
水深18m。辺りがだいぶ暗い。ここまでこれといった見ものもないまま、今一つ盛り上がりに欠ける。足も痛いし、なんかここ、はずれっぽい?
いや、待てよ、ホヤがあるぞ、やっとお出ましか?とはいうものの、居るのはエビではなくハゼ。すでにおなじみのホヤハゼこと「セボシウミタケハゼ」。しかし今回は卵付きと、やっと少しは絵になる被写体が現れた。
でも、さすがにこのホヤの中にエビがいるとは思えないよな。
水深20m。青いホヤが沢山あるぞ。どうやらここで捜索開始らしい。だが、ここに来て流れがさらにきつい。砂地に這いつくばって、取り敢えず、目の前にいくつかホヤがある。色と形から「ブルークラブチューニカット」と思われるが、流れに翻弄されてかなりフラフラせわしない。
あれ、ちょっと待てよ、今何か茶色いものが見えたような・・・。ほら、また、何かいる気がするよ。物は試し、カメラのピントを固定してタイミングを計ってシャッターを切ってみる。
居た居た、居るよね。 え、見間違い?
大丈夫、居るよ。うまく正面を向いた時に見えるんだよ。
あ、ダメ、近寄りすぎたよ、ヤベェ、閉じるな!!
おっとと、大丈夫。ちゃんと見えるよ。ところで、他の人たちはどうしているのかな?取り敢えず僕は最低限の成果はあげられたと思うよ。(ニヤッ)
え、そっちに何かいるの?
やった、「コガラシエビ」!!初日に沈船右で居たという話だけ聞いて、撮りそこなって悔しかった奴。僕自身は初遭遇、リベンジじゃ、やっと会えたね。それにしてもこんなもんなんだ。写真で見ただけで勝手にでかいイメージを持っていたけれど、解説を見ると3cmって書いてあるじゃん。想像通りに10cmも有ったら化け物だな・・・。
初めのころのブルーはどこへやら、ここへ来て一気にブレイクだね。調子に乗ってもっと色々出てきたりして(ワクワク)。
こっちの白いホヤも覗いて見ようっと。ん、あれ、これもエビ?
とても目視じゃ判別不能。写真判定に委ねることにしてパチリ。
結果、結局不明。個人的には、こちらでいう「タルマワシ」に酷似しているように思う。で、「ホテイヨコエビ科の一種」なのでは?
次はこいつ。赤い魚。ゴンベ?ベラ?とにかく今まで見たことが無い奴。
後日、別のところで同じ種類を横から撮った写真で判明。
こいつは、「チビハナダイ」。なんとハタ科ハナダイ亜科。つまり、キンギョハナダイとかの近縁種。聞くところでは、IOPなどでも見られるそうだが、未だ遭遇したことが無い。こんなところで会えるなんて!!
かなりヒットが続いたよ。スラヤ恐るべし!!
ここでもう一つ恐るべきことが。ピントリングの動きが・・・。幸いオリンパスの場合はカメラ側でフォーカスのオートとマニュアルを切り替えられるし、レンズのピントは電子式で、オートの場合フォーカスリングとは独立して動くので即撮影に影響が出るということはないが、磁石式リングの欠点がモロに・・・。ここの赤い土って、鉄分十分・・・なんだね。これもここの落とし穴の一つ。
ここでは確かに、他ではあまり見ないものが見られるようだ。
このわけのわからない「ヒラムシ」にしても、「イエローラインドカーディナルフィッシュ」にしても、今回初めて目にする。どちらかと言えばサンゴや岩礁系で見た記憶がある。
そしてこいつ、「ヘリゴイシウツボ」。わーい、ウツボだ!!
別にウツボが好きなわけではなく、今回ウツボに合ったのはこれが初。砂地中心で隠れるところが無かったため、岩礁系の生物にはあまり出会わなかったのだと思う。ここも砂地なのだが、他とはちょっと趣が違うのは鉄分豊富な泥で、岩礁地との中間的な環境が作られているのかもしれない。
よーく見ると、画面の上部両端に「シリウスベニハゼ」も見える。これがこいつらの本来の姿勢って感じ。
水深は20m程だったが、ちょっと長居してしまったようだ。色々な問題が起こる前に、さっさと上がることとしよう。とはいえ、急激な浮上はこれまた問題。にしても、中間層にはあまり目ぼしい奴らが見当たらないな~。
あっという間に?水深6m。単に途中を端折っただけだが・・。
安全停止しながら目ぼしい奴はいないかと辺りを見回す。初めにも書いたが、ゴロタに比べるとやや寂しい。そんな中、「アカハチハゼ」のペアをここでも確認。最近は伊豆でもかなりの確率でお目見えしているようだが、やっぱりこっちで見る方がしっくりくる。
これ、サンゴか?上に乗っているのは「タテジマヘビギンポ」だよな。こういう配色は比較的目立つし、似たようなのが多いので、見かけると一応撮っておこうかとなる。大体はこいつであることが多いが、今回はむしろ左下の方に写り込んでいる奴がちょっと気になる。イソギンポ系で見覚えはあるのだが、調べても該当種は見つけられなかった。釈然としないが、この写りではこれ以上の詮索は難しそうなので、今回はあきらめた。
お、ちょっと目新しいのが。配色的にはキュウセン系。普段ならどうってことない普通種だが、今回に限ってはあまりお目にかかっていない。と思ったら、いや~、一番多く見ていたっていう落ち?正確には、雌や幼魚はそこらじゅうで見かけていたというのが正しい。もうわかるよね、「キスジキュウセンの雄」。幼魚があれだけいるんだから、居てもおかしくないよね。
ほら、右の写真にも。撮ったのは右下のハゼなのだが、普通にお邪魔しているし。あ、ハゼの方は「シロイソハゼ」だと思うよ。イソハゼ系は似たのが多いからじっくり撮っておかないと判別が難しいね。
ちょっと他とは違った雰囲気で、楽しい1本ではあったが、やはり気になるのはハウジングの調子。予想通り、リングの磁石にはかなり大量の砂鉄の粉が。ここまでは、砂地とはいってもこんなにはっきり影響が出ることはなかったので、ちょっとビックリ。あの辺りは、比較的新しくアグンの溶岩が流れ込んでできた地形らしく、鉄分が豊富ってこと?その分、他とは違った生物が見られるのだろうから、同じ砂浜でもいろんな楽しみ方ができるんだね。
最後の写真は、カメラをメンテ中のプールで撮った現地のハト。水飲み場になっているようだ。
今日はあと一本、サンセットダイブ。これも楽しみ!!
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2012/11/25(日) インドネシアバリ島トランバン3日目-2本目コーラルガーデン
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2012年11月25日(日) インドネシアバリ島トランバンDiving 3日目2本目(No624) コーラルガーデン 10:11-11:10(59min) Max.32.0m Av.14.2m 晴れ 透明度15m ボート,流れ今回のダイビングでは最初で最後のボートダイビング。何事も経験が大事、インドネシアのボートも一度は経験しないとね。写真の船が噂のジュクン。幅が狭くて深底で、定員は3名程度。エントリー後、機材は水面で着ける。上がるときも機材を脱いでから、えいやっとフィンキックの勢いでよじ登る。勢い余って逆側に落ちそうになった人も・・・。僕は2回目。以前はもう少し船縁が高いイメージがあったけれど、それほどでもない?あと、最近は小さなラダーもあるらしい。
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2013-02-23T16:04:48+09:00
3日目2本目(No624) コーラルガーデン 10:11-11:10(59min)
Max.32.0m Av.14.2m 晴れ 透明度15m ボート,流れ
今回のダイビングでは最初で最後のボートダイビング。
何事も経験が大事、インドネシアのボートも一度は経験しないとね。
写真の船が噂のジュクン。幅が狭くて深底で、定員は3名程度。
エントリー後、機材は水面で着ける。上がるときも機材を脱いでから、えいやっとフィンキックの勢いでよじ登る。勢い余って逆側に落ちそうになった人も・・・。
僕は2回目。以前はもう少し船縁が高いイメージがあったけれど、それほどでもない?あと、最近は小さなラダーもあるらしい。
底が明るい!!ビーチエントリーの時は底が黒砂なので暗いが、今回は白砂のサンゴ地帯。南の島では見慣れた風景なのだが、今回に関してはこっちの方が珍しい?
当然ビーチとは違いカラフル系の魚たちが「いらっしゃいませ~」と・・・。
え、あれ、結局マクロ!?まあ、カメラのセッティングがセッティングだから、やっぱりそっち行っちゃうよね。
船の下は水深8m。最初に撮ったのは結局ビーチと同じ「クロメガネスズメダイ」。でもゴロタに居る幼魚に比べれば、こっちの方がちょっとだけ成長している。成長に伴い性格環境も変えていくのが良くわかるよね。
水深13m。この眼の縁の金色は「ゴールドスペックジョーフィッシュ」の証。写真の青さから近寄れていないことが明白。ここのは結構警戒心が強い?
水深は16mに。砂地に「ミドリリュウグウウミウシ」が落っこちている。ビーチに比べると全体に大柄?というか、大きい奴しか目立たない?隠れるところが多いもんね。
水深20m。どんどん降りていくよ。またなんか変なのが来たよとでも言いたげに、怪訝な顔でこちらを見上げているのは「ハタタテハゼ」。白っぽい砂地はこいつらにとっては生活しやすい場所のはず。縄張り荒らすんじゃねーよって感じだね。
水深26m。一気に来たね。グレーの長細いのが砂地にニョキニョキ。しかも流れがあるので、さらにグニャグニャ。こういうのって地上で見たらかなり気味悪く感じるんだろうな。
食事中ということで、比較的警戒心は薄れているはずだが、それでも近づくと徐々に手前の奴らから引っ込んでいっちゃう。いつも思うんだけど、何かバカにされているようで気に食わない。最後に頭だけ出してキョロキョロしていたりするのも、妙に腹立たしかったり・・・。
まあまあ近づけたほうかな。側面の白い斑点列が確認できて「シンジュアナゴ」で大丈夫だと思う。
ふと左の下の方に目線を移すと、あれ、何こいつ?「ヒレナガネジリンボウ」じゃん。シンジュアナゴを撮るのに集中していたら、こんな近くに居るのに気が付かなかったよ。こいつ自体、巣を離れて泳ぎ回っているみたいだし、こっちを気にしていなかった様子だね。
カシャ!!わお、自分にカメラが向いたらあっという間に消えたぜ。さっきまであんなに無警戒だったのにね。
水深は32m。わ~い、「アケボノハゼ」だ。
ドロップオフの時には、巣に着いたときはオトメハゼに変身?していた(いや、先客が引っ込めた後だった)ので、ここでは初。まだやや遠いね、丁寧に丁寧に・・・。嫌な予感、何か上から大きな影が・・・。
中々本当にバッチリというのは撮れないもんだね。
水深は一気に上がって21m。もっとも一般的かもしれない「コイボウミウシ」だが、もっとも分類しにくい奴かもしれない。結構色々な種類があるようだけれど、見分ける点が今一つ良くわからず、全てコイボウミウシとしちゃっているからね~orz
水深20m。何の変哲もない「ヒメダテハゼ」だが、KJが何故か執拗に写真を撮っている。それじゃ僕も一枚、パシャ!!やっぱりヒメダテハゼだよね~。え、そっちが主役じゃないって?し、しまった、あいつか!!
どうやら噂のあいつが居たようなのだが、この写真からは形跡も見当たらない。あっち側に隠れているのかも・・・。いずれにしても注意力不足だ!?
お、このハゼ、背鰭に黒っぽいのが。もしかして噂のスミゾメキヌハダウミウシか?いやいや、こいつは「ツマグロサンカクハゼ」。背鰭の模様はこいつの特徴だよ。甘い甘い、そんなにうまく事は運ばないよ。
水深15m。淡い色をしたヒトデに同じような色の「ヒトデヤドリエビ」。もちろん隠れるのが目的なのだから、ほぼ同色なのは当たり前なのだが、この色、特に写真が撮りにくい。
水深12m。ジュズエダサンゴの中は、いろんな生物の絶好の隠れ家。特に変わったハゼや甲殻類が居ることも多々ある。従って、あれば覗くのがマクロ好きの性というもの。
「やっぱり、何かハゼみたいなのが居るぞ。比較的大きめかな?あまり動かないね。地味な色だし、ハゼというよりダンゴオコゼっぽいな。まあ、あまり珍しいとは言えないけれど、バリでは初だと思うから撮っておかなきゃ・・・。」などと考えながら撮った写真。奥の方なので、あまり無理をしなかったから今一つの写りは仕方がないよね。
後日、自宅で写真を修整していたら、「あれ、こいつ、光が当たっていないからやけに黒っぽい?」「まあ、でもダンゴオコゼだからそんなに気にしなくても・・・」「え、何か赤っぽく見えるんだけれど、他の種類っているの?」はい、その通りでした。これは「ワタゲダンゴオコゼ」、初物だよ。ってダメじゃんorz。
こういう見間違いが起こるほど、ここは絶好の隠れ家。大きな「オランウータンクラブ」や「アカツメサンゴヤドカリ」の集団などなど、まだまだ色んな奴が隠れているはず。探しているときりがないから、この辺で。
ちょっと下の方にまたまた、ニョロニョロ。水深は14mってことは、さっきの奴らとは別の集団。こっちは側面に黒い斑点があるから「チンアナゴ」。水深で棲み分けているようだ。どちらかというとこいつらの方が敏感?引っ込むのが早い気がする。
カメラの前を青い細いのがチョロチョロ横切る。この感じはクロユリハゼ系。こいつらは集団行動が得意だが、尾っぽの黒班から「オグロクロユリハゼ」の3バカトリオ。撮影してほしいのか、グルグル回って同じところを通過していく。結構撮りやすいシチュエーションなのに、なんか今一。絞りすぎだ、へたくそ!!
水深は引き続き15m。同じく、釈然としない出来の写真。ただでさえ、デジカメで撮るとバックの色がメリハリが無くなるんだから、もう少し考えて撮れよと言いたくなる。自分の腕が悪いってことなんだけどねorz。被写体は、ここでは非常に多い「クビアカハゼ」と「コシジロテッポウエビ」のコラボレーション。
真ん中の奴を狙っていたのだが、むしろ主役は右端の奴?一応3匹とも同じ種類ではないかと考えられ、中央の奴が「アカネハナゴイの雄」なので、後の2匹は雌ではないかと。実は、こいつ、雄ばかりがスポットライトを浴びて、雌はほとんど紹介されず、さらに困ったことに他のハナダイ達とそっくりなんだよね・・・。
小さな透明な魚がチョロチョロしている。赤い点がやけに目に付く。これって「ネオンテンジクダイ」じゃないか?こんなところで?いや待てよ、勝手なイメージでもっと切り立った崖やオーバーハングに居るように思っていたが、あれって水族館で見た印象が強いだけってこと?
水深は12m。目の前を通り過ぎて行ったのは「ムスメハギ」。実は次の写真と順番が逆になっているので、「キツネアマダイ」を追いかけていた時に目の前を通り過ぎ、つい反応して撮ったもの。なぜかって?この形のカワハギ類って、模様違いで結構いろんな種類が居て、見逃している気がするんだよね。
最後は、今噂に出た「キツネアマダイ」。海底から50cm程のところをフラフラとしているのだが、近づくと逃げて、ちょっと行くと止まる。また近づくと・・・。たまにいるこっちを観察するようなタイプ。どうしてもやや離れた位置からの撮影になるため、光量調整が微妙。今回ただでさえ失敗続きで、こういう被写体が一番ミスが多かったんだよね。
ついに最後までちゃんと設定を決められなかった・・・。写真的には非常に悔しさが残る一本。あ~あ、自己嫌悪・・・orz
そろそろビーチに到着。すれ違うボートのボートマン同士が大声で何か話している。
突然、ボートに有った木製のラダーを海へ、ポーン!!
え、なんで捨てちゃうの??
近くにボートはいないし、さっきのすれ違ったボートは、もう沖の方をどんどん遠ざかって行ってるし、いったい何が起こった!?
どうやら、ラダーは数が少なく、使い廻ししているらしいのだが、それこそ捨てちゃったら大変!!
でも全て計算通り(?)、最終的には流れに乗って行き付くらしい。それにしてもかなり大雑把。あまりに自然にごく普通に、なんて大それたことを・・・。
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2012/11/25(日) インドネシアバリ島トランバン3日目-1本目沈船→右 早朝
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2012年11月25日(日) インドネシアバリ島トランバンDiving 3日目1本目(No623) 沈船→右 早朝 5:37-6:45(68min) Max.29.9m Av.12.3m 晴れ 透明度20m今回の一枚。どっちが主役?色々候補があったのだが、結局これに決定。早朝ダイブで、珍しくさかな君たちより人や景色が中心。たまにはね!!
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2013-02-15T20:47:17+09:00
3日目1本目(No623) 沈船→右 早朝 5:37-6:45(68min)
Max.29.9m Av.12.3m 晴れ 透明度20m
今回の一枚。どっちが主役?
色々候補があったのだが、結局これに決定。
早朝ダイブで、珍しくさかな君たちより人や景色が中心。たまにはね!!
現地時間午前5時36分、東の空に太陽の光が。日の出とともにエントリー開始。
まずは沈船脇に一直線に移動。このとき、できるだけ早く、他の人が来たら急いでエントリーするのが重要。やっぱり特等席を確保するにはそれなりの努力が必要だね。
居た、居ましたよ。まだ、動き出しには時間がかかりそう。今のうちに特等席を確保だ。
あれ、でもこいつら、昨日の夜は沈船の中に居たよな。ということは、一応目は覚めているってことなの?ま、細かいことはいいか!!
水深は9m。海の中も少しずつ明るくなってきて、主役の「カンムリブダイ」も少しずつ近づいてきてはいるが、まだ大きな動きはない。
余談だけれど、こういう場面では、マクロ設定の一眼はあまり役に立たない。基本はコンデジのワイド側で撮影。試に一眼で撮ると、やっぱりこれしか画面に入らない・・・。
一匹が突出してきた。そろそろ動き出すのかな?
あ~、また戻って行っちゃったよ。
お、今度こそ、だいぶ寄ってきたぞ。もう目の前。動き出すまではストロボ禁止なので、今一つ色が出ないのが残念。
中層を「ロウニンアジ」が通過!!
あ、何やら動きがあるぞ、朝の食事にドロップオフ目指して一斉にスタート。
と、早朝ダイブの目的、1つ目はクリア。
次の目的地はピグミー。場所は沈船の向こう側らしい。
初日は流れがあってちょっと苦労したが、今回は穏やか。透明度も中々で、沈船を眺めながら中層をのんびりと移動。お、下の方の大きな魚に、ケンタが一番に反応。
水深17m。マダラハタ系の大きな魚体は、先ほど同様一眼にはやや不得手な部類。ストロボ設定のドジも重なり、見事なアンダー。補正に補正を重ね、一応「アカマダラハタ」ではないかと・・・。
ここからちょっと沖の方、あの人が集まっているところが目的地らしい。水深は30mということで、ここで順番待ち。透明度が良いと、こういうのは本当に楽だね。
やっと僕の番。この赤いヤギ(ウミウチワ?)が目的の場所。もちろん、真ん中に写っているのが今回の目的。細身のこいつは、「デニス・ピグミーシーホース(8mm)」の橙色バージョン。
ところで、わざわざ広く撮った写真があるっていうことは、きっと何か裏があるっていうこと。
こういう場所には、他にも何かいてもおかしくない。で、家でちゃんと見直したところ、右の上の方にハゼ、下の方にエビが写っている。ちょっと見、珍しそうな気がする。もっとじっくり探して撮っておけば・・・orz
こちらは、待ち時間に撮った「ヤマブキハゼ」。あれ、でもここってニチリンが居たんじゃなかったっけ?(とっくに引っ込まれましたorz)ここでも水深は26mと結構深め。お~い、そんなに粘っていると”デコ”出るぞ!!
僕のいる場所は水深は20m程。折角だから待ち時間を利用して、沈船の景色とか人とか、色々撮っておこうかな。パチリ、パチリ、・・・。
別に景色だけを撮っているわけじゃないから、逃げなくても・・・。
こういう場所に多い「ユメウメイロ」。この配色は水中では鮮やかで、ついつい目を引くので撮ってしまう。
え、まだ撮っているの!!ねばるね~、でも、本当に”デコ”出るよ。
水深は12m。今回はあまりこういった写真を撮らなかったので、もう少し、沈船周りの魚達を撮ろうとした。左は「バラフエダイ」、右は「ウメイロモドキ」とタカサゴ系。が、設定が合ってない。感覚も完全にマクロ側に寄っちゃっているし、中々全部をちゃんと撮るのは難しい。
まあ、そんなわけで、今回はこいつらの方が無難かな。沈船右に移動して、マクロに専念。水深22mにいる、ほぼ毎回訪問している「黒クマ」君から。
水深20mの黒いウミシダに、「コマチコシオリエビ」が2匹。両方ともよく見る白黒の縞模様で1匹は甲長6mm程、もう一匹は甲長4mm。ところで、こいつはかなりの筋トレ好きかも。この腕の太さ半端じゃない!!やっぱりここは流れが強いのかな?
右のは「ミヤコウミウシ(8mm)」。伊豆で見たのは大きい奴で、二次鰓が派手に突出し、まるでホバークラフトのようなイメージだった。こいつも成長するともっと派手になるのか?
水深16m。朝早いせいか、「ヤノダテハゼ」がおとなしい?「コトブキテッポウエビ」も姿を見せている。それとも僕らに慣れたのか?そこまで判別はつかないよね。
右のハゼ、ここでは非常によく見る。今回は水深12m程でホバリングしており、こいつも早朝のせいかほとんど逃げない。「ホシハゼ属の一種」で間違いないと思うが、一番似ている”アステロプテリクス・ストリアタス”とは鰭が黒いことが異なる。ただの環境依存かもしれないけど・・・。
水深10mのイソギンチャクには、「イソギンチャクエビ(10mm)」が数匹。普通種と軽く流してしまえばそれまでだが、以前からこいつの個体差にはちょっと疑問がある。やけに体格のいいのがいたり、白い斑紋の数や大きさにばらつきがある。これも雌雄差や成長の度合いで済まされてしまうのか?(きっとそうなんだろうな~)
右の奴は、ぐっと浅くなって水深4m。トラギス類は何処でもお目にかかる、いわば土着民のような奴。その土地ごとに傾向があるが、大きくまとめるとどこにでもいる奴らだ。ここの場合「マダラトラギス」とハワイトラギスが主流。他じゃマダラは結構珍しいと思うんだけど。ところ変われば品変わるだね。
この「クビアカハゼ」って、首どころか体中、鰭も含めて赤でまとめてかなり派手な配色。だが水中では赤はもっとも吸収されやすく、黒に近い扱いなので、これは地味ってこと?いや~、実はこいつら地味だったんだ。人(?)は見かけによらないね。
水深4m。この辺りを泳ぎ回っている青い魚。一般的にはソラスズメダイ属なのはわかるのだが、こいつらが曲者。名前の元になる「ソラスズメダイ」はもともと温帯域に適合するくせに、熱帯域にも普通に居る。実際、今回もほぼ間違いなくそうであろうという個体(左)も多く見られた。
困るのは、ソラスズメダイの配色パターンがかなりバラエティーに富んでいることで、体の下側が黄色いものもいる。見分ける点として、胸鰭が青か透明ならソラスズメダイで、胸鰭が黄色い奴(右)は別種とされており、「ゴールドベリーダムゼル」という名がついている。
さらに困ったことに、同じような配色なのだが、艶が無く黄色と青の境目がはっきりしない個体(左下)もいる。初めはこいつもゴールドベリーダムゼルだと思っていたのだが、どうやらまた別種であるという疑惑が・・・。それは、胸鰭と尾鰭が黄色い「シミラーダムゼル”Pomacentrus similis”」という種で、分布はスリランカ~アンダマン海と微妙。このあたり、かなり混同されているようだが、確かに別種と言われれば納得出来ちゃいそう。
今までソラスズメダイだと思っていた奴も見直す必要があるかもな~。
最後に、この右上の奴。青い体に黄色い鰭だが、やや暗色で、むしろナガサキスズメダイに近い感じがする。どうやら「インドネシアン・ダムゼル」というこちらでは超普通種。やばいよ、本当に訳が分からなくなっちゃうよ。
「ボンボリイロウミウシ」。こいつの特徴は触角類がすべて半透明の白色。気を付けないと似た奴が多いからすぐ騙される。いや、フグのように毒があるならまだしも、別に似てても意味が無いだろう?それともこういう配色だとすごい不味い奴が居るとか?でも、確かカニに襲われていたのはこんな配色だったよな。
エキジット寸前には「オヤビッチャ」の幼魚の群れ。こいつも温帯(伊豆)~熱帯に広くいる普通種。みんな同じ外観で、近似種も聞いたことが無い。そういう意味では、こいつはワールドスタンダードなのかもしれない。
「メガネスズメダイ」の幼魚も、これだけ背面が赤いと特に目を引く。やっぱり撮っちゃうよね。
エキジットは6時45分。もうとっくに日が昇っている。
もちろん、これは夕日ではなく朝日だよ。
さあ、引き上げて朝食だ。
野ブタ?
この火は何を意味しているのか・・・。
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2012/11/24(土) インドネシアバリ島トランバン2日目-4本目沈船→右Night
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2012年11月24日(土) インドネシアバリ島トランバンDiving 2日目4本目(No622) 沈船→右Night 19:04-20:09(65min) Max.20.1m Av.13.3m 晴れ 透明度-m,流れ今回の一枚は、水深18m程にあるトゲトサカ。ここに潜るのは3度目なのでもうお馴染みなんだけれど、夜だと雰囲気が違う。幹が少し引き締まった感じで、全体に赤っぽい。あれだけいたヨツバネジレカニダマシは見当たらず、代わりに居たのが「コシオリエビ属の一種」と「オウギガニ科の一種」。相変わらず、種類が確定できない甲殻類が多いのが残念。
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2013-02-09T12:32:09+09:00
2日目4本目(No622) 沈船→右Night 19:04-20:09(65min)
Max.20.1m Av.13.3m 晴れ 透明度-m,流れ
今回の一枚は、水深18m程にあるトゲトサカ。ここに潜るのは3度目なのでもうお馴染みなんだけれど、夜だと雰囲気が違う。幹が少し引き締まった感じで、全体に赤っぽい。あれだけいたヨツバネジレカニダマシは見当たらず、代わりに居たのが「コシオリエビ属の一種」と「オウギガニ科の一種」。相変わらず、種類が確定できない甲殻類が多いのが残念。
ナイトのスタートは中々緊張する。でも海に入ると周りが見えない分落ち着いたりする。魚も昼間とは装いを変え、違った姿を見せてくれる。
これは「ヒトスジイシモチ」の夜バージョン。青が強く、キラキラして綺麗。いつも思うんだけれど、こいつらはこのままフラフラしているけど、襲われないのかな??
今回、まずは沈船へ。目的はここを住処にしているある奴らに会うため。真っ暗な中をライトを頼りに浅場を進む。沈船に着くと、裏側へ回り、ゆっくりと浮上しながら中を覗くと・・・。スポットライトを浴びるように、大きな魚体が水中ライトの光の中に。居た~、カンムリブダイ!!就寝中なのでストロボは禁止だし、カメラを覗いても真っ黒でピント合わせもできない。もともと50mmではとても全体は撮れないので、確認はできても写真に写すのはちょっと無理。ま、今回は目に焼き付けておくということで・・・。
沈船の方はこれでお終い。彼らには明日の朝またご挨拶することにして、写真の撮れるマクロネタの方へ。
最初が上にも載せたトゲトサカ。あれ、でも水深が4mも違う(初日のは22mだった)ってことは、昨日撮ったのとは別のトサカなんじゃ・・・。
だよね。だから当然生物層も違っていて当たり前。ところで、よ~く見てごらん、左下の方だよ、わかるかな?エビの幼生のような奴。これって泳いでいるよね。新種発見か?でも・・・、よく見るとこの配色、「タルマワシ(ホテイヨコエビの一種)」にも似ている。体を伸ばすとこんな感じになるんじゃないのかな?
水深15mほどで黄色の「クマドリカエルアンコウ」をチェック。確かにこいつは同じ位置に居るので、水深はほとんど間違っていない。やはり別のトサカだったんだ。
水深20mのガヤの密生地。もともと「アカスジカクレエビ」の住処だったことは確認済み。体が白っぽく写っているのは、夜だから?
「オランウータンクラブ」の姿も確認。この写真を見たとき、オランウータンと名付けた人の感覚が分かった気がした。俗称としても、定着しているのが良くわかるな。
赤いカイメンの根元でカニ?を発見。写真では大きく見えるけれど、甲長は2mm程と決して大きくはない。写真を撮ると、ずるずると隙間に後退して行き、最後にはサヨウナラと消えて行った。
最初は、配色が特徴があるのですぐに見つかるだろうと探していた。が、これだけハッキリした配色なのに見つからない。それもそのはず、写真をちゃんと確認すると、口の開き方や鋏脚がカニダマシ??いくらカニを探しても見つからない・・・。では、カニダマシをと調べたが、日本の図鑑ではやっぱり見つからない。最後はネットでカニダマシの写真一覧から。まあまあそれっぽいのが「パラオカニダマシ」。この仲間はまだまだ分類が進んで居ないようなので、本当のところは今一・・・。
こちらもヤドカリ類。「コシオリエビ属の一種」。
こいつらも分類が非常に遅れており、ほとんど名前がついていない。その割にはちょっと探すとそこいらじゅうに居るので始末が悪い。体が赤く、眼が飛び出して、鋏足が長い。鋏は赤黒く、元が白い。といったのがこの辺りでよく見る奴の特徴。う~ん、みんな同じ種類でいいのかな~???
特に深い意味があるわけではないが、左の写真を見ると、白いカイメンの周辺に、ゴカイや「アカトゲクモヒトデ」、他にも色々な生物が集まってきているように見える。こんな砂地でもちょっとしたことで、生物にとって生活しやすい場所とそうでない場所の違いができるんだな。
ここで見つけた「ミナミロウソクエビ」も必死でカイメンの方へと逃げて行ったっけ。
何か赤っぽいのが居るぞ!カニか?エビか?はたまたコシオリエビの仲間か・・・?いや、この形なら貝の仲間かもしれないぞ。撮っておこう・・・。え、ホヤorz
負けてたまるか!!こっちの奴はさすがに甲殻類で間違いないだろう。どうやら「イボツブコブシガニ(甲長3mm)」のようだ。こいつなんかは、夜でないと、めったにお目にかかれないんだろうな。
水深17m。ウミシャボテンがこの姿に。これこそ流れがある証拠。それにしても、「ウミシャボテンカニダマシ(甲長7mm,4mm)」にとっては迷惑な話。写真を撮る方としては絶好の光景だけどヽ(^o^)丿。大きい方が緑色の卵を抱えているから雌かな?たまに雄に卵を預けちゃう種類もいるから断言しにくいよ。でも、一応こいつらペアって感じだよね。
おっと、こいつ見慣れない奴。まず間違いなく初物だ。しかも流れを利用して食事中。中々絵になる場面(*^_^*)。このエサ取りの触手のおかげだと思うが、何の疑いもなくカニダマシを探していた。本音を言えば、形だけ見るとカニと言われてもわからない。
最初、図鑑からナカソネカニダマシを選択し、あまり考えずに納得していた。確かに白地に紫と色的には合っているのだが、最近、図鑑を見直してみて甲面の模様に違和感を感じた。
どうやら、日本ではつい最近、初めて確認された「サラサカクレカニダマシ(甲長3mm)」なのではないかと・・・。日々確認が進んでいることはありがたいが、こいつらの分類はまだまだ変遷が多そうだ。
なんだこいつ色が薄いし、あまり動く様子もないし、何かの抜け殻か?鋏脚が長いから「コシオリエビ属の一種」だとは思うが、足も太目だし全体に太くて、真っ赤な奴とは別種?やはり、最低でも2種類いるんじゃないかな。
ところで、下の2枚、間違い探しといったところ。何か気が付くかな?
コシオリエビの目の下方、画面の左上と真ん中下あたりに、左の画像では写っている白っぽい虫のようなものが、右の画像では消えている。
下の左が今回の物、右が、初めの方のトゲトサカのところでで見た奴。よく見ると、タルマワシと呼ばれているものとは若干違うようだが、いずれも「ヨコエビの仲間」のように思える。え、ここまで来ると病気だって・・・。
透明なカニ。写真はまるで縮小しておらず、甲長1mm程。なんせ小さい。鋏脚が短いことから、カニのメガロパ幼生ではないかと思うが、この段階では種類は不明。わかれという方が無茶だよ。
常連の「ハワイトラギス」君も、布団代わりに砂をかぶっておねむの時間だ。
水深は13m。小さなサンゴの塊を覗くと、赤いのや黒い小さい奴らが。赤いのは「クロエリサンゴガニ」、黒いのは「ミツボシクロスズメダイの幼魚」だね。魚たちはこれからおねむだが、カニ達にとってはこれからが本番?お互い、騒がしくないか?
そろそろ今回も終わりかな。
水深は7m。砂地に縞模様の細い棒が落ちている?いやいやこれは脚。よく見れば目玉も見えるし、砂をかぶった甲羅や遊泳脚と輪郭も見えてくる。どうやら「ケブカイボガザミ(甲長3mm)」辺りがくさいが、色が黒っぽすぎるのが気になる。でも、まだ小さいし、黒砂に居るからってことで・・・。
右のは似たような配色で、表面はパンかビスケットのような質感?海星の一種であることは間違いないが、こいつらもかなりいろんな形のものが居る。こいつは腕が長くて棘々しく、太さが一様なのでクモヒトデ系だが太め。「ワモンクモヒトデ」という種類。
ここいらのウミエラでは、かなりの確率で「ウミシャボテンカニダマシ(甲長3mm)」が住み着いている。こいつも触手を広げて食事中。ほら、流れに乗ってプランクトンが沢山くるぞ。えい、やっ、と体を赤くしてちょっと興奮気味?
右の赤い奴も、夜だというので安心しているのか、惜しげもなく体をあらわに。鋏脚も長いし、「コシオリエビ属の一種(甲長3mm)」だとは思うのだが、さっきまで見ていたのとは、鋏辺りの配色とかやや模様が違う。ナイトは昼間と違う景色を見せてくれて楽しいが、またまた不明種が増えちゃったよ。
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2012/11/24(土) インドネシアバリ島トランバン2日目-3本目PS(Pura Segara)
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2012年11月24日(土) インドネシアバリ島トランバンDiving2日目3本目(No621) PS(Pura Segara) 14:28-15:34(66min) Max.24.1m Av.14.0m 晴れ 透明度15m,流れ今回の一枚は「クサイロモウミウシ(2mm)」。サイズを見てもわかるように、超マクロ。ユニークな顔(?)は、若干バリエーションがるらしいが、別種という噂も・・・。
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2013-01-27T13:18:48+09:00
2日目3本目(No621) PS(Pura Segara) 14:28-15:34(66min)
Max.24.1m Av.14.0m 晴れ 透明度15m,流れ
今回の一枚は「クサイロモウミウシ(2mm)」。サイズを見てもわかるように、超マクロ。ユニークな顔(?)は、若干バリエーションがるらしいが、別種という噂も・・・。
本日3本目はPS(Pura Segara)。ここはちょっと特別なポイント?他ではあまり見られないものが普通に居るらしい。ショップを車で出て、今回始めて通りを右折。右手にアグンを見ながら走ること5分?いやそんなに走っていないかな?ポイントが近いっていうのは良いよね。
エントリー口はゴロタではなく、泥混じりの砂といった感じ。確かに今までとはちょっと感じが違う。ゴロタに比べると、あまり魚は群れておらず、居たのはキスジキュウセンくらい。少し流れがあるかな?どうやらこの辺りのビーチは、潮の満ち引きで流れが出るようだ。
水深10m。お、何かいるぞ。あの長細い体に糸のような背鰭は見覚えがある。下が黒っぽいので体色は暗いが、「リュウグウベラギンポ」の雄で間違いないだろう。こいつは確かハーレムをつくるんだっけ、周りに雌が数匹取り巻いている。
まずは一枚。パシャ!!あ、逃げ足が速い。こんなところにも隙間があるもんなんだね。かなり無理して突っ込んでいるようにも見えるが、鼻は大丈夫?
ところどころに緑色の団扇が。これこそここの特徴、”イワズタ目ハゴロモ科”の緑藻。日本では”コテングノハウチワ”と紹介されているものが多いが、分布が南西諸島~フィリピンで絶滅危惧種にもされており、インドネシアでは、より平たい”ハゴロモ”という緑藻の方が合っているように思える。そして、こいつのあるところ、ほぼ「クサイロモウミウシ」が居ると言ってもおかしくない。
こんなに簡単に見つかっちゃって、いいのかな?
水深20mまで来ると、やけに成長している姿も・・・。ていうか、これは明らかに違うだろう。確かに良く比べてみると形だけは似ている気もするが、大きさも配色も別物、こっちは「アオモウミウシ(5mm)」。大きく言えば同じ種類かもしれないけど・・・。
ハナギンチャク発見。一口にハナギンチャクと言っても、40種類くらいあるそうで、これはネッタイハナギンチャクあたりかな?ちょっとわからないけど、こいつらの周りは甲殻類の絶好の隠れ家。当然、こいつらは動物だから動き回ることはご承知の通り(今だから偉そうに言っているが、最初は固定しているもんだと思っていたっけ)。
今回はカニ。これ、なんだ?シチュエーションから言えばマルガザミだが・・・。で、よくよく見ると、大きさはほぼ同じ、目も同じ、甲の脇の柄も同じ、甲の柄が薄いだけか?結局「マルガザミ」の退色したものでは?いや、暗い砂地バージョンかな。
さてと、こいつらなんだけど、素直に”アズキウミウシ”にしたかったが、う~ん、微妙に違和感・・・。一応、解説”体地色は草緑色-褐色。側足に橙色-橙赤色の細点が散布(この点のない個体も同種)。触角上部と尾は黒色-青色で、先端は黒染。”だけみると、確かにあっていそうだが、実物の写真を見る限り、頭頂部や側足の薄紫斑,内部に見える緑色細点、そして尾先端の青い部分が微小など、納得いかない部分が・・・。で、「ゴクラクミドリガイ属の一種」に。まあ、分類放棄って言えばそうなんだけどm(__)m。
水深23m。でも、こいつは「アズキウミウシ」かな?
こんなのが近くにいると、迷うゎ~!!
右のは見慣れた奴だけど、ここだとこいつもマクロ?小さい「オトヒメエビ」。そのうえ、鋏脚が片方ない。前回ここで撮られた写真でも、鋏脚が無い個体が居た。一応こいつもクリーナーなので、そうそう襲われることはないはずだが、ところ変われば生存競争のルールも変わるのか?
お~、こいつらは、ちょっと場所が違うが、昨日yuiちゃんが撮ったというエビの団体さんか?”アカスジエビ”?はこんな砂地には居ないし、”オシャレカクレ”?にしては色が赤過ぎないか?鋏脚も太目で赤っぽいし、何より額角が伸長し、不透明ではっきり写っている。これって、伊豆でも見られた不明種、「ホンカクレエビ属の一種」なんじゃね??
ハタゴイソギンチャクの周りにゴミが散乱。このゴミ、動いてる?お察しの通り、ゴミにまみれたカニ、「エダツノガニ」。今回の獲物の中ではかなり大きい部類。お前ら、全然体が隠れてないぞ。鋏脚が大きいのが雄ということなので、左が雄で右のが雌らしい。
エントリー前に、ここには”アゴヒゲオコゼ”が居ると言われていた。え、アゴヒゲオコゼ?それってカゴシマオコゼみたいなやつ?ピョコタンとか呼ばれてるやつかな?いずれにしても俗称かな・・・、正式にはなんていうんだ?
とんでもない!確認すると、「アゴヒゲオコゼ」はちゃんとした種名。恥ずかしながら、本当に俗称だと思ってた。えぇえぇ、気が付きませんでしたよ、ごめんなさいね!?
さらに、こいつの髭が無くなると”ヒゲソリオコゼ”。ちゃんと普通に図鑑に載っているし・・・orz。
ところで、左下のこいつ、何に見える?足の長さや雰囲気、全身のふさふさなどはクモガニ系。だが、毛のようなものが剥げたところは白地に赤色細点で、体にヒドロ虫のようなものが生えているし、真っ白な丸い目とか、適合種が無い・・・。やっぱり、「クモガニ属の一種」にしておくしかないかな。
右上のは普通種の「ハワイトラギス」。名前が解るのって、ちょっとほっとしたりして。
また変なのに出くわしたよ。これも見覚えないし。もちろんエビであることは分かる。これがカニだったらそれこそ何が何だか分からなくなっちゃう。正体は「ハナナシテッポウエビ」。ほらエビだろ。
テッポウエビ?そうか、そう言われれば、確かにそんな気もしないでもないが、手が短いぞ!!
水深20m。オレンジのこれはなんだろう?ちょっとカイメンっぽいが。
主役はそっちじゃないって?もちろんわかってますよ。これは「トガリモエビ」。伊豆でも時々聞くけれど、実物は初めて。緑色のゴルゴニアンの方は何度か見ているんだけどね。
水深18m、徐々に上昇中。小さなテンジクダイが群れている。ネオン?それともカブラヤ?と思って撮ったのだが、まるで見当外れ。これは「ヒトスジイシオチの幼魚」。周りにこれだけいるんだから、当たり前と言えば当たり前だよな。
同じところで、”ブラックバンデッドデモイゼルの幼魚”にも遭遇したが、集中してなかったので、超ピンボケ。やはり片手間作業は、それなりの結果しか生まない。
水深9mまで上昇。途中ハゴロモがポツポツと点在。そして、こいつにも、こいつにも、はたまたこいつにも、ほぼ間違いなく「クサイロモウミウシ(2mm)」がついている。しかも一枚の葉に数匹、居すぎて感動が薄れちゃう?
それなら俺はどうだと言わんばかりに、ん、エビ??この形は「ヒラツノモエビ属の一種(10mm)」だろう。いや、こいつ全くの偶然なんだけどね。
こっちの大きなウミエラはちょっと閉じかけ?よく見ると、途中に透明な奴が。またまたエビ。尾を振り上げているのはこちらではよく見る光景。腹部側面の下方に向けて尖った部分(歯)が目立つ。どうやら「エボシカクレエビ属の一種(7mm)」のようだが、こいつには2種類の近似種が居り”Dasycaris symbiotes”と”Dasycaris ceratops”。違いは歯の数が6と5というのだが、後者はシノニムで同一種という説もあるようだ。
水深6m。地面に薄緑のヒラヒラするものが。一応伊豆で見たことがあるので、メリベウミウシ系だとは予想がついたが、初めてだと、まずわからないと思う。大きいのでムカデメリベであることを期待したのだが、特徴が今一つ合わない。どちらかと言えば、「ヒメメリベ」だね。伊豆で見たのよりは数段でかい。
”だれだ、ウミエラを巣穴に突っ込む奴は!?シャコパンチをお見舞いするぞ!!”とお冠のこいつ、黒っぽさからトラフシャコなのではと思ったが、目やその周囲に白色細点が無く、この辺にたくさんいるジャイアントマンティスに似ている。一応、ジャイアントもトラフシャコ属なので親戚っちゃ~親戚なんだけどね。PSの黒っぽい砂に体色を合わせてるとか?
またまたややこしいのが出てきた。アズキウミウシ似のウミウシ。さっき出てきたのともまた趣が違う。触角の感じなどから「エリシア・フルワカウダ」としてみた。微妙だな~。
右上のは「ホシテンスの幼魚」。よく見る種ではある。こいつかなり小さいのだが、今回のほかの奴らから見ると大きい部類になる。
「貝」とかも撮って見た。ネットの写真は貝殻ばかり、しかも綺麗に磨かれてたりする。せっかく中身が出ていて、これなら調べられると思ったのに、かえってこんがらがってしまった。貝の世界はウミウシより難しいかも。
最後にカニ発見。ん、こいつ全然動かない。ツンツン・・・。中身が入っていないんだ。
クブではあまり気にならなかったのだが、ここでは磁石リングの動きがすこぶる悪い。完全に間に砂鉄が入っている証拠だろう。それだけここの砂には鉄分が多いということなのでは?ここの珍種の多さは、何か生物層に影響があるのかな?
ここ、ついこの間までは、何もなかったそうだが、リゾートでポンプと簡単な施設を設置し、シャワーは使えるようになっている。相変わらずここでもニワトリが大きな顔をしてのさばってるな。
海の反対側に階段がある。好奇心旺盛な約一名が、ここで写真を撮れと要求。が、ガイドが一言、「そこは裸はダメ!!」。
これって、寺院か何からしい。神聖なものなので裸はダメってこと。肝に銘じておこうね。
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2012/11/24(土) インドネシアバリ島トランバン2日目-2本目ドロップオフ左
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2013-01-16
2012年11月24日(土) インドネシアバリ島トランバンDiving 2日目2本目(No620) ドロップオフ左 10:41-11:52(71min) Max.22.6m Av.11.8m 晴れ 透明度15m今回の一枚はこれ、水深22m。「デニス・ピグミーシーホース」ピグミーを見に行くと言われ、今回はピンクかな?黄色かな?黄色ならほぼ初めてに近い(目視できなかったのなら一応・・・)から、黄色が良いなと。ところで、これは黄色?橙色?もともと色違いは寄生するヤギ類の色で決まっていたはずなので、こいつの色も擬態色ってことで良いかな・・・。(思い込みは怖いね。後は本文で)
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2013-01-16T17:26:59+09:00
2日目2本目(No620) ドロップオフ左 10:41-11:52(71min)
Max.22.6m Av.11.8m 晴れ 透明度15m
今回の一枚はこれ、水深22m。「デニス・ピグミーシーホース」
ピグミーを見に行くと言われ、今回はピンクかな?黄色かな?黄色ならほぼ初めてに近い(目視できなかったのなら一応・・・)から、黄色が良いなと。
ところで、これは黄色?橙色?
もともと色違いは寄生するヤギ類の色で決まっていたはずなので、こいつの色も擬態色ってことで良いかな・・・。(思い込みは怖いね。後は本文で)
ドロップオフはさっき行ってきたので、今回はほぼ正面の残ったスペース。便宜的に名称はドロップオフ左。むしろここはクブの海岸正面なんだけど、ま、名前なんてこの際あまり気にしてもしようが無いので、海を楽しもう。
今回もエントリーは前回と同じ場所。さっきはサッサと入ってしまったが、少し浅場の魚達にも焦点を当てる必要があるかも。って、それほど大したことではないのだが、今回、ついつい小さいモノばかりに目が行っているので、少しは周りを見ようかなって。
水深2m。エントリー直後、最初は「シマハギ」。今年は伊豆で幼魚を見かけ、ちょっと縁があるが、水深は同じくらいでも大きさが違う。最初に群れで見たハワイでの印象が強いが、他ではあまり見かけない・・・、いや、気にしていない?
水深5m、ゴロタから砂地へ入ると、”お前ら、また来たんか!通行料払えや!”とでも言いたげな「ヒラベラ」。昨日もこの辺りでこちらの様子をうかがっていたようだが、こいつは雌の方。はっ、そういえば、あのオニカマスもこいつらの一味か?にしても、こんなに大きいのを撮っているのに、どっちもピンボケって・・・。
水深11m。映像効果抜群の演出でステージに現れたのは「クロイトハゼ」君。伊豆でも見るし、フィリピンあたりでも普通に見かけるが、この背景効果は絶妙だねぇ。どうやらサーモクラインにあたったようで何とも不思議だけど、面白い映像に。狙ってできることじゃないし、こういうハプニングはいいね。
水深12m。う~ん、こいつ、ネズッポ属であることは間違いない。こんな形、他には考えられないよ。海外で困ってしまうのは、この系統。カサゴ系なんかもそうだけれど、現地の固有種や南方の種類は、日本の図鑑じゃまず紹介されていない。地味だし、絵にならないのもわかるけれど、せめて一般的なのは調べられる方法があると助かる。こいつの場合、Tiny New Guinea longtail dragonet”Callionymus colini”やヤリヌメリと似ていると思うのだが、決定的なものが無く、一応「Callionymus属の一種」とした。
相変わらず、砂地では中々目ぼしいものが見つけられない。見かけるのははオグロクロユリハゼの幼魚やヒトスジイシモチ、キスジキュウセンといった、こちらの超常連。手持無沙汰なので一応撮ってみたが、やっぱり中途半端に撮ると、結果も中途半端?
水深20m。ここが一つ目の目的地、エビの基地。
あれ、サラサエビさん、おめかししてお出かけですか?海外旅行とは豪勢ですね。いえいえ、私は親戚の「スザクサラサエビ」、我が一族は世界中に勢力を伸ばし、世界制覇を・・・。ある意味、一族での世界制覇は間違っていないかも。ほぼどこでも見られるサラサエビの仲間は、食物連鎖に欠かせない役どころ。重要です。
続いては、・・・・。えい、主役は俺様、ちゃんと俺のことも撮れよな。と「コガネキュウセン」。
何するんだこいつ、かぶるんじゃないよ!!これは見事なタイミング。普通に居るのでほとんど撮影対象にならない。いや、何度も撮られることはないので、こういうところで猛烈にアピール?
それではあらためまして、モデルを紹介、「アカシマシラヒゲエビ」。優雅に伸びる白い髭と、手には純白の手袋。気品あふれる装いでさっそうと登場。珍しさから言えば、サラサの方が伊豆では見られないんだけど・・・。
ちょっと調子が出てきたぞ。こうなったら、目に付くもの片っ端から撮って行こう。
水深22m。一見アオイソハゼなのだが、ちょっと様子が違う。最近はダイバーやら研究者やら、多くの人が興味を持つようになり、以前はほとんど分類されていなかった魚たちが、どんどん分類されていく。中には、間違っていたものが訂正されるのも多々あり、こいつについている学名などは、以前はシロオビイソハゼについていたもの。しかも、僕の記憶ではシロオビイソハゼは以前はspとなっていたはずだし、両種とも和名はなかった。今こいつの和名は「コジカイソハゼ」。なぜ小鹿?は不明。大体、人の名前がつくことが多いので詮索は無意味の場合も多い。現在の学名は、古くから記録されていたものなので、それだけ研究が進んだってこと。(今までが適当だったなんて、口が裂けても・・・)
右のこいつも、撮影時にはオオメハゼだとばかり思っていた。やや濃い体色や、伸長する背鰭第2棘とか、目の周りの赤さとか・・・。でも、色を黄色っぽくすると、そのほとんどが「シリウスベニハぜ」に適合。決め手は第1背鰭後縁近くにある赤色斑点。色の濃さは環境(黒い砂地や赤いカイメン)のせいってことで・・・。
以前から不明種となっていたが、一応、タイワンイシモチかなとしていた奴。地味だし、ほとんど相手にされないのだろうが、名前くらい・・・。と、思っていたら、南方では「ウィーディーカーディナルフィッシュ」として結構有名。完全に見落としていた。色黒なのは、やっぱり環境のせいだよね。
ここで、トップに挙げた「デニス・ピグミーシーホース」。本人は黄色のピグミーを撮ったものだと思い込んでいた。
これまではピグミーと言えば思い浮かぶのはピンクの小さい奴。ただ最近は、ジャパピグや色違いもいるなど、決して一種類ではないということはうすうすわかっていたはずなのだが・・・。結局、最終的に自宅で調べるまで、”それにしても、やけにスマートなピグミーだな?黄色いのはこんな感じなのか?”程度の認識orz。思っている以上に、ピグミーも奥が深い。
獲物(?)を探して移動中、砂地の30cmほど上の方を、クネクネとミミズのような奴。お、これは、オオメワラスボ。今までに、やや遠くの方を通る似たような奴らの写真はあるが、これだけ近くで撮れるのは初めて。絶対ものにしなければ。
ファインダーを覗いたままで、追いかける。1回、2回とシャッターを切る。こういう時って、中々映像の確認ができない。絞りはちゃんと開いたけれど、やっぱりストロボのあたりが悪く、ややアンダー。惜しい!!ちなみに、尾鰭の付け根に黒点が無いので、「ダイダイオオメワラスボ」であっているよね。
水深20m。この海岸ではところどころで見られる、ヤギ類の塊。こういうところには甲殻類が多い。でも、今回の塊はちょっとくたびれた感じが・・・。いたいた、こいつはカニ?宿主同様やけにくたびれた感じだが、かなりのロートルか?外観やわずかに残る模様からは「ナカザワイソバナガニ」の様に見えるが、おまえ、苦労しているな・・・。
イソギンチャクモドキにはもちろん「イソギンチャクモドキカクレエビ」。今回2度目の登場。前回に比べると露出面積が大きく、写真を撮る方としてはありがたい。にしても、こいつの鋏、ちっちぇーな!これは鋏ではなく指??
お、ウミウシ?なんだヒュプセロドーリス・ゼフィラか。今回最も遭遇率の高いウミウシ。本当に多いな。(写真は撮ったけど多すぎるのでカット)
徐々に上がり始めて、水深17m。右のホヤの上に乗っているのが、通称”ホヤハゼ”。名前の由来は聞いてはいないが、一目瞭然、これがホヤハゼで間違いないだろうと直感。(誰でもそう思うだろ!!)
何か新しい種類なのかと思いきや、ここでは「セボシウミタケハゼ」がホヤに好んで乗るらしい。確かにこいつもそんな感じだが、本当に全部が「セボシウミタケハゼ」なのだろうか?なんでも疑うのが僕の悪い癖?
コマンの招きでやって来たのは、何かいそうなガヤの密生地。ここは、期待が持てそう。
さっそく、目玉の登場。言葉の通り、本当に目玉が飛び出してる!!ところで、この「トゲツノメエビ」の目、確認できる?そう、白っぽい角の先端近くにピンク色の丸いのが見えるかな?本当に不思議な形だよ。
足元の方には「イソギンチャクモエビ」大小ペア。お尻を上げた形を見慣れてしまったので、あまり変だとは思わないが、他のエビがこの格好をしていたら、かなり変だよ。
さらに下の方。というか、もうガヤの外出ちゃっているだろう。
「オシャレカクレエビ」の方だと思う。最近はロングクロウシュリンプの写真が少しずつ見られるようになり、酷似するって言ってた割には、額角の先端が白いとか、赤い筋が入らないとか、結構ちがわねぇ?そこで、過去の写真を見直したけれど、全部オシャレカクレエビだと思う。これは是非ロングクロウシュリンプの写真を撮らなければいけないね。
あと、エビの目の前を何食わぬ顔で通り過ぎていくこいつ、お前だよお前!!挨拶くらいして行けよ!!えっ、なんだって?名前が解らない?しょうがねぇな、調べてやるよ・・・。ごめん、結局わかんねぇ。一応「オオモンハゼ属の一種」ってことで。”Gnatholepis pascuensis”って種類に似ているような・・・。
水深15m。水中で写真を撮るとき心がけることの一つに、”気になったら何でも撮っておく”というのがある。まずは、一発、とにかく撮る。こいつもそんな一枚。とにかく見慣れない奴が砂の上に。パシャ!!あっ、行くな!!結局撮れたのはこれ一枚。それでも、まあまあの写真なので、調べればすぐにわかるだろうと思っていた。背面を走るオレンジ色の筋や側面の白色細点、尾鰭付け根の2黒点なんていうのもわかりやすそうなのだが・・・。
え~い、なんでこんなにはっきり写っているのにわからないんだ?
最終的にやっと見つけたのが「サザレハゼ」。本当につい最近、ハゼ科の一種から学名と和名がついたという。図鑑の日本産の写真とは全然雰囲気が違うので、これじゃ見つからないよな。
普通種の、オトメハゼやシロイソハゼ、それにセボシウミタケハゼやシリウスベニハぜなんかも写したけれど、写真が多すぎるのでこれもカット。
水深12m。またまた何かが居そうなガヤ。ちょっと失礼。
居たよ居ました、紅色のまだ小型の「ニシキフウライウオ」。このくらいの大きさだとホソフウライもこんな感じらしいが、細部の作りはニシキフウライの方が緻密だと思う。やっぱり絵になるな。
写真の右端に何かいる。こいつはいつもこんな写り方だ。実際、今回写っている画像すべて、意識してとられたものが無い。そう、まるで陽炎のように。(威張れるこっちゃないだろ!!)え、これはなんだって?だから「カゲロウカクレエビ」だろ。
中々見ごたえのあるウミウシ「ハナイロウミウシ」。写真を見るとかなり目立つように思えるが、水中では赤と青は暗色と同じだったっけ。ということは、これは地味な配色ってこと?または、俺は”毒持ち”とか、”不味いぞ”のサインか?
さて、右下の奴だけど、何に見える?僕もずっとカイメンだと思っていたのだが、よく見ると、触角と二次鰓のようなものがある。おめぇ、どうしたんだ、誰につつかれた!!と、半信半疑で探してみたところ、なんと、いくつか候補が。一つははカイメンウミウシ属、特にスポンジウミウシが怪しい。もう一つはツヅレウミウシ。どちらかといえば、ツヅレウミウシの写真の方が近い気がするが、問題点もある。実は背面の暗色部、図鑑では模様と言われているのだが、こいつは明らかに穴が開いている(ように見える)。ネットの写真には、穴に見えるものもあるようだが、はたして・・・。
それにしてもこんな奴、存在することを知っていなければ絶対見逃すよ。
シロタスキベラの成魚が居たな。今回、この距離の写真はほとんどが没。いや、面目ない・・・。
水深8m。なんだ、ヘビギンポ系だよな。こいつらも地味で調べにくいんだよ。この辺りでは、テングヘビギンポが良く撮られているようだが、上から撮っているせいかそういう風には見えないし、むしろ「セグロヘビギンポ」っぽいのだが・・・。
何の変哲もない「ヌノサラシ」だが、カメラに突っ込んできてくれたおかげで、逆に条件バッチリ。もしかしたら、今回一番良い発色で撮れているかも。ありがたやありがたや。
水深5m。もう上がってきちゃったの?時間は50分。エアもまだ十分あるけどな・・・。
”うん、あいつ、何か引っかかる。キンチャクダイ系で見たことあるような無いような。よく見るような気もするし・・・。一応撮っておこうかな。あ~、頭隠れちゃったよ。まあ、いいか。”って、全然良くない!!僕にとっては初物だったんじゃないか?しかも、今までの写真もあまりまともなのが無い奴。うろ覚えの記憶で勝手に判断するとこうなっちゃうんだよ。結局今回も頭部が欠けた写真しか撮れなかった「ブラックテイルエンジェルフィッシュ」。前回はタイだったから、当分チャンスはないかもorz。
何度か出てきたけれど、こいつは眼の後ろと尾の付け根の黒帯がはっきり写っているよ。間違いなく「クロモンツキ」。カンランハギやニセカンランハギ、ナガニザ、クロハギなど色々議論を呼んできたが、実はこいつが主流だったんだよ。は~、すっきりした。
え、まだ終わりじゃないって。どこ行くんだい?
水深は7m。浅場を移動。着いたところは魚取りの罠?違うよね、上が簡単に開いちゃうもん。漁礁としてなら意味があるかも、コガシラベラやオトメベラの幼魚が群れているよ。こっちのスズメダイは「タカサゴスズメダイ」だね。こいつは思ったより撮りにくいんだよ。この際だから、差し替え用の写真をバッチリ撮っておくかな。どお、これなら、まあまあでしょ。
ところで、何を探しているんだい?
まだ先へ行くの?お、でけぇなこいつ。中々りっぱな唇じゃないか。これはアジアコショウダイか?幼魚は居るのに、成魚はほとんど見ないっていうしな。もしかしてこいつがそうか?う~ん、何か雰囲気が違うような。まず模様が細かすぎるし、唇も厚すぎ。ちょっと待てよ、この背鰭の色は「ダイダイコショウダイ」じゃね。お仲間だけに、似ているんだよな。特にクロコショウダイとかさ。
ここでUターン。さっきの漁礁だね。またまた上の蓋を開けちゃって、さっきから何か探しているみたいだけれど、何が居るの?
え、いた?どれどれ・・・、あ、こいつか「フリソデエビ」。おっと、どんどん奥へ引っ込んでいっちゃうぞ。これ全体が隠れ家なのか。確かにこれじゃ探すの大変だね。
小さい!!初めての種類かとも思ったが、これは「キスジキュウセン」の稚魚と考えるのが妥当。今回はこういう大きさが中心。
水深5m。全く、完全に感覚が狂っちゃっている。なんだこの薄暗い「スジモヨウフグ」は!!この大きさの被写体を撮る設定がまるで合っていない。この写真から読み取れるのは完全な露出不足。さては絞り過ぎ?いや、確認するとF値は6.3、ちゃんと開いている。絞り優先なので絞りは自分で動かしているのは確かだから、絶対的光量不足。ストロボの向きだな、広がりを過信しすぎ。今回ずっと引きずっちゃったorz。
右の「スカシテンジクダイ」の写真は、F値4.0に調整されている。一応まともに調整されているようだが、単に水深が4mと浅いおかげで、外光が入り光量不足が補われている形。問題は何も解決されていない。まだまだ修行が必要だ。
設定の事は、今回を参考にして次回の課題とするとして、真摯に受け止めよう(と自分に言い聞かせる)。
この茶色に黒い模様の奴、「クロホシイシモチ」じゃないか?そうだよね、今さらだけれど普段伊豆で見慣れすぎて、南方ではあまり見ないものと勝手に思い込んでいた。これを見る限り、あっちでも普通種っぽい。御見それしましたm(__)m。
普通種と言えば、「アオスジテンジクダイ」。南方ではこっちの方が馴染みがある。ほらここにも・・・。おまえら、今日は装いが違わないか?やけに明るくないか?黒い帯が足りないぞ?もしかして・・・、「アオハナテンジクダイ」が混じっている。いや、アオハナの方が多い。
あまりに長くなってしまい、最後は申し訳ないが、浅場に集まっている魚たちの羅列で。
左が「クロリボンスズメダイ」、右が「ミヤコテングハギ」
左が「フウライチョウチョウウオ」、右が「イナズマベラ」
左が「ホシカザリハゼ」、右が「シテンヤッコ」
左が「カノコベラの雄」、右が「メガネスズメダイ」
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2012/11/24(土) インドネシアバリ島トランバン2日目-1本目ドロップオフ
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2012年11月24日(土) インドネシアバリ島トランバンDiving 2日目1本目(No619) ドロップオフ 8:28-9:29(61min) Max.30.5m Av.14.3m 晴れ 透明度20m今回の一枚はこれ、水深12m。「フィラメンテッド・フラッシャー」 突然、緑色の塊が目の前を横切る。形からクジャクベラ系と直感。こんなチャンスは見逃せないと、絞りを開いて必死に撮影したのだが、速っ!!で、写った写真が、暗っ!!写真で見て分かるように、緑ではなく、ちゃんと赤い魚が二匹、フラッシングしながら追いかけっこしていたのは確か。しかし、ストロボの角度がまるで合っていない・・・orz。詳細はまたあとで。
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2013-01-12T16:40:55+09:00
2日目1本目(No619) ドロップオフ 8:28-9:29(61min)
Max.30.5m Av.14.3m 晴れ 透明度20m
今回の一枚はこれ、水深12m。「フィラメンテッド・フラッシャー」
突然、緑色の塊が目の前を横切る。形からクジャクベラ系と直感。こんなチャンスは見逃せないと、絞りを開いて必死に撮影したのだが、速っ!!で、写った写真が、暗っ!!
写真で見て分かるように、緑ではなく、ちゃんと赤い魚が二匹、フラッシングしながら追いかけっこしていたのは確か。しかし、ストロボの角度がまるで合っていない・・・orz。詳細はまたあとで。
今日は沈船と逆側にある、ドロップオフ方面を中心に潜ることに。ショップの前の道を下って、通りに出て、どっちへ行くのかな?昨日は左だったよね。
え、真っ直ぐ?もう到着?歩いてもすぐこれちゃうね。
古い写真で申し訳ないが、海岸はこんな感じ。左が沈船方面、右がドロップオフ方面。前回(11年前)に来た時にもドロップオフに潜ったが、きっとこの辺からだったのでは?あの時は周囲に何にもなかったんだけどね。
水深4m。最初に会ったのは、11年前にも見かけた彼ら。とはいっても、かなり代替わりしているんだとは思うけど。それにしても、ずっと同じ場所に居るもんなんだね。
当時のカメラはMX10で、エキジット寸前に見た彼らを撮ろうと思ったら・・・。フィルムが無い!!という苦い記憶が。今回はバッチリ。
そうだ、マクロレンズだった。せいぜい望遠レンズとしてしか使えない。全体は無理・・・。
ところで、こいつらの名前がわからず、当時色々調べて出た結論は、ホソヒラアジ。今はメアジと呼ばれているようだが、それにしては太すぎるような・・・。で、現在の情報を色々調べてみると、あった、あったよ。ホソヒラアジのそっくりさん、「テルメアジ」。日本では九州で最近とれるようになったと言い、和名も最近ついたんだって。ホソヒラアジとの違いは、側線が緑色の縦帯を横切る位置。ホソヒラアジはかなり後方で、本種の方が前の方。これじゃ簡単には区別がつかなかったわけだ。
ここであまり時間を使ってもいられない、ドロップオフ方面へ移動開始。
水深は5mほどをキープ。この海岸はオトメハゼが多いね。あちこちでペアを見かける。おっと、こいつも多いんだ。青くて細いの。伊豆ならほぼハナハゼだが、こちらでは「オグロクロユリハゼ」が主流のようだ。
チョウチョウウオも見かけるものが違う。背鰭後端が伸長するものが3種類いるそうだが、日本ではトゲチョウチョウウオ、やや南へ下がるとセグロチョウチョウウオで、この「レモンチョウチョウウオ」は沖縄あたりでも見た記憶が無い。当たり前に居るところが、やっぱり海外に来ているって実感。
そろそろ砂地から岩場に地形が変わる。この辺りからだんだん水深を下げていく。
水深8m、「テングハギモドキ」。でたよ、”モドキ”。可哀そうな名前のはずだが、こっちの方が良く見る気がする。あ、本物が少ないので、それに似ている奴を見て、”なんだ、モドキか”ってなるのか。それはもっと可哀そうだろう。
水深15m、「ウメイロモドキ」。おなじみではあるのだけれど、見つけるたびにウメイロ?ユメウメイロ?と悩む。結局はほとんどがウメイロモドキに落ち着く。背鰭全体が黄色いと、まずウメイロモドキだよね。ユメウメイロは太目で色が薄いから、分りやすい。水中で、青と黄色のコントラストが映え、群れていると、本当に良いんだけれど、ここ最近は撮れた記憶が無い。マクロばっかりだからな~。
水深30mまで一気に。コマンがピンクのカイメンを指さす。
ふつうならここで、”え、なに?何かいるの?”となって、
次に”え、これ?これなの?虫?”となり、
さらに”こんなに小さいの?撮れないよ!!”となるパターン。
これが今回の目玉、通称「タルマワシ」。全長2mm??
事前には聞いていたので、下調べも滞りなく、準備はOK。のはずだったが、実物はやっぱり一筋縄ではいかない。ここまで小さいと、”カメラの性能の限界に挑戦”になっちゃう。出来るとしたら、マクロレンズで倍率あげて解像度を稼ぐくらいかな・・・。
正確な種類としては、「ホテイヨコエビ科の一種」だそうだ。伊豆でも同じ仲間は見られるらしい。もちろん模様とかが違うようだけど、これを機に探してみるのも良いな。
右のは、ほんの少し下がったところの青いホヤに居た個体。折角なので、ホヤも入れてみたけれど、本体が小さい・・・。
カイメンの脇に「ハダカハオコゼ」が居たのだけれど、今回は完全にわき役。みんなタルマワシに悪戦苦闘していて、ほとんど相手にされていない。でも、写真の撮りやすさは段違いだね。
この後、もう少し下でアケボノ狙いに行ったが、すでに引っ込んだ後。しばらくは出てきてくれそうになかったので諦めて上がってきた。そして、水深23m、「ゴールドスペックジョーフィッシュ」。少し前には全身が出ているところを見たんだけれど、遠くて撮れなかった。こいつ、頭が真っ黒なのに体は真っ白(黄色い帯はあるけど)と全然色が違うから、人によっては気持ち悪いと言われるし。まあ、いいか。
さすがに深いところにあまり長くはいられないから、とっとと浅場に移動しよう。
水深15m。「オトメハゼ」だね。砂地にもたくさんいるんだけれど、あっちのは全体に黒ずんだ個体が多い。こいつは透明感が強い。どっちがいいとは言わないけれど、環境は大事だね。
またまた、「オウゴンニジギンポ」。ウメイロモドキもそうだけれど、この配色はずるいな。それと、こいつに似たイナセギンポもちゃんと撮りたいやつなので、ついついシャッターを押しちゃうんだ。
こいつも珍しいわけではないが、よく見ると味わいのある配色で被写体としては面白い。「ヤマブキハゼ」。同居しているのは、どうやら「バーティカルストライプシュリンプ」らしい。
この写真、光が届いて無いだろ!!タルマワシのところで超マクロやって、ストロボ戻すの忘れてないか?まったく、今回はこんなのばかり。この後に致命的なことにもなるし・・・。
「ハナビラクマノミ」。今回砂地中心だし、マクロばかりで、こいつらはほとんど無視。この写真だって、たまたま通りかかって撮っただけというお座なりな一枚。しかも、小さくしているから目立たないけれど、露出不足のピンボケ。ひどい扱いだ。
成長しすぎた「アラレフグ」で間違いないと思う。それにしても傷だらけ、生きてきた勲章と言えるのか?
水深は10mほど、岩場と砂地の境目辺り、クラカケチョウチョウウオやパープルビューティー,ヒレグロスズメダイなどなど、結構にぎやか。
そんな中、足元を通過していくのは「ニシキヤッコ」。暖かい海では普通に見る種だが、この配色は非常に目に付く。というか、一歩間違えればかなり危ない感じ?といいながら、やっぱり撮っちゃうね。
「イソギンチャクモドキカクレエビ」。この名前から察するに、モドキなのは蝦ではなく、この蝦が隠れている物体の方?つまり、これはイソギンチャクではなく、イソギンチャクに似たサンゴであるということだね。紛らわしい!!
「チョウチョウコショウダイの幼魚」を発見。これまでならば、”小さい!!”となるこいつも、今回に限っては”大きい!!”と言われる部類に。ちょっと露出が多すぎたため、新鮮味にやや欠ける。人気も下降気味でアイドルの座も危うい。
ガヤに白い花が咲いている?これもウミウシ、「ヤマンバミノウミウシ」。すごい名前だね。どっちが表でどっちが裏なのかいまいち良くわからないまま撮った写真なのだが、結果的には手前が背中なのかな?水中では触角はほとんどわからなかったけれど、ちゃんと焦げ茶に白点で写っているね。
トップで紹介した「フィラメンテッド・フラッシャー」。トランバンにはクジャクベラ属が数種類いるそうで、他には、Yellow-fin Flasher-wrasse"P. flarianalis"やクジャクベラ"P. carpenteri"などがいるらしい。こいつはたまたま追いかけっこをしているのに遭遇し、絶好のシャッターチャンスだったのに、カメラがお間抜け設定(超マクロのまま)。人災により、ひどい写真に。でも載せちゃう。
こいつの特徴は、雄の尾鰭は縁に切れ目があり三日月状。雄は背鰭の軟条の2-6本が1本おきに伸長。体の側面に4-5本の赤色や青色の細い帯があり、1番目と3番目だけが体全体に延びる。というもの。尾鰭の放射状の青帯模様が特徴的で目立つ。あー、もっとちゃんと撮れていればorz。
左のは「クロモドリス・プレキオーサ」。この配色は、非常に似た種類が多くかなり紛らわしい。縁の色が、外から白、赤、橙とはっきり分かれているのが決め手の一つ。後は触角や鰓の形と色で判断。偉そうなこと言っているけれど、実は本当に合っている保証はないんだよ・・・。
右のは「ミナミシラヒメウミウシ」と判定。縁は外から亜科、橙、黄色。二次鰓が透明といったところから判断。シラヒメウミウシとかボンボリイロウミウシ(触角も透明)とか、似たのが多いんだよね。
「クロモドリス・ヒントゥアネンシス」。今回は何度も出てくる。動きが早く、面白い恰好をしてくれるのでモデルとしては上級。撮らせるのがうまい?
右の奴はイロウミウシ系、と思ったのだがさに非ず。なんと全くの予想外「ミカドウミウシ」。この名前から連想するのは、ちょっとグロテスクな赤い大きいのが、ウネウネと泳ぎ回る姿。小さいうちはこんな色なんだ。それでも良く見ると外套膜の端がヒラヒラと波打っているのが解り、やっぱり”蛙の子は蛙”っていう感じが。二次鰓が個々に独立しているのが特徴らしいよ。
途中、他にもいろいろ写真を撮ったが、主題が決まらず、ピンボケだらけ(左の写真:「ホクトベラ、イチモンジブダイの幼魚、サザナミハギの幼魚」)とか、ホンソメワケベラやホシカザリハゼ、トカラベラ、ヒメゴンベ、ネッタイミノカサゴなどの普通種。こういうのもたくさんいるんだよ。
水深6m。右のこいつ、今回魚では一番悩んだ奴。最初は誰かが言ったアズキハタかなと漠然と思っていたが、奴は小さいほど縦帯が入るはず。他にもアザハタやシロブチハタ、アカマダラハタ等、近くで見かけたハタ類も考えたが、該当する写真が見つからない。最終的に胸鰭の黒さを理由に、「ヒレグロハタ」なのではないかと推定。疑問点もあるんだけれど、今回は一応・・・。
最近は伊豆でも比較的見ることができる「アカハチハゼ」。成長すると、こんな感じになるんだね。
良くこいつの名前の由来が問題になるが、実は調べてみても結論が不明。2つ意見があり、1つは”赤い(橙?)のもいる”と、もう一つは、アカヒメジと同じく、”陸にあげると赤くなる”というもの。どうやら後の方が信憑性が高いのだが、簡単に確かめるわけにもいかないよね。ただ、熱帯魚として結構飼育されているので、その割には”赤くなった”という情報がほとんどないのが気になる。
もうエキジットの時間。左の「ヤンセンニシキベラ」は何とも不思議な配色。名前もちょっと変わっていて、色々な意味で印象に残っているタイプ。右は「カノコベラの雌」。どちらも地味だから一般的には受けないな。
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2012/11/23(金) インドネシアバリ島トランバン1日目-2本目沈船右
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2012年11月23日(金) インドネシアバリ島トランバンDiving 1日目2本目(No618) 沈船右 16:06-17:09(63min) Max.22.6m Av.12.9m 晴れ 透明度15m今回の一枚はこれ、水深22mにあるトゲトサカにいた「ヨツバネジレカニダマシ」と「スケロクウミタケハゼ」。みんな同じような色をしているんだよ。
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2012-12-31T20:47:23+09:00
1日目2本目(No618) 沈船右 16:06-17:09(63min)
Max.22.6m Av.12.9m 晴れ 透明度15m
今回の一枚はこれ、水深22mにあるトゲトサカにいた「ヨツバネジレカニダマシ」と「スケロクウミタケハゼ」。みんな同じような色をしているんだよ。
本日2本目。先ほど潜った沈船方面ではなく、エントリー口から正面方向。その名も沈船右(まんまやん)。この辺り一帯一続きなので、特に区別する必要はないらしいが、一応ポイント名が無いとわかりにくいからね。エントリー口はさっきと一緒だよ。
水深3m、最初に目にとまったのは何の変哲もない黒っぽいスズメダイ。背鰭後端や尻鰭,尾鰭などがやや薄茶色に見える。確証があったわけではないが、もしかしたら、おまえ、初顔か?撮っておくべきだよな。と、気にしていた割には見事に半欠け。どういう撮り方しているんだ??しかも、写真を確認しても、フィリピンスズメダイ?それともナガサキスズメダイ?と、どうもあてはまるものが見当たらない。こんなに普通に居るのに、ほとんど情報が無いんだよ。で、やっとそれらしき情報を発見。どうやら「インドネシアン・ダムゼル」ではないかと落ち着いた。そこにも、普通にたくさんいるのに、ほとんど見向きされていないと書いてある。”なんてひどい扱いだ、訴えてやる”と言いたくなるが、悲しいかな、普通すぎて相手にされないってのは往々にあるよね。
水深5m。50cmほどの「オニカマス」が1匹。もう少し盛り上がるのかと思ったが、思いのほか反応が薄く、だれも近寄る様子がない。カマス君、はずしたね。申し訳ないけどちょっと場違いだったのかもしれない。確かに群れていたり大きくなると注目されるけれど、こういう状態だと結構寂しいものだ。こうしてみると中々迫力ある顔つきだし、悪くないと思うんだけど・・・。でも、この時みんな何を見ていたんだ???
水深10m。初めて見るね。「オキナワキヌハダウミウシ(6mm)」。キヌハダウミウシと言えば、ウミウシ食いでも有名だよね。このお腹の赤いのって・・・。
水深14m。1本ずつ見るとムチカラマツのようだが、こんな成長の仕方もあるのか?これだけ入り乱れていれば、当然色々なものが隠れているはず。あら、お隣さん、今日もいい天気で。いやいや、これから荒れてくるそうよ。とか。「ムチカラマツエビ(8mm)」が写っているだけでも3匹。下の方にちょっと毛色の違うのもいるけどね。
「ジャイアントマンティス」。シャコパンチは強力と言われているから、この大きさだとかなりのものなのでは?インドネシアやマレーシアでは普通に居る。学名は”Lysiosquillina lisa”とされている場合もあるようだが、ハッキリとは決まっていないらしい。こいつも普通に居すぎて、忘れられている部類なのか?
「ハワイトラギス」。お前どうしたんだ?何か怖いことでもあったのか?そんなに老けちゃって・・・。尾鰭のあたりはとてもトラギスとは思えない優雅さを感じるが、かなりのおじいちゃん顔に見えるのは僕だけ?
水深は16m。みんな何を撮っているのかな?中々きれいな貝だけれど、これが珍しいのか?それじゃキッチリ撮っておかなくちゃ。
今までにも何度も遭遇したシチュエーション。ハッキリとした被写体がわからないまま、一応当たりをつけて撮ってみたんだけれど、というやつ。今回は特に多かった気がする。
見て分かるように、焦点は間違いなく真ん中の貝にバッチリ。本人も他のものを撮った記憶は無い。が、よく見ると、下の方に紫色の物体が・・・。これか!!これだったんだ。言うまでもなく、ピンボケ。でも、大事な初物なのでできる限り補正させてもらった。参加者の方、ちゃんと撮れた人は写真の提供お願いね。「オケニア・リキリキ(4mm)」、イバラウミウシ属の仲間。小さくて、目に入らなかったよorz。
こいつくらい大きければ見落とすことはないんだけれど、「マダライロウミウシ」の放卵シーン。本体も卵も別々にはよく見るけれど、今はまさにその時。ウミウシの卵って放置が多い気がするが、本体同様、やっぱりまずいのかな?食べられないようにまずいものを食べて自分もまずくなるって聞いたことがあるけれど、それだと初めはまずくないって言うことなんじゃない?それに、どんなにまずくても、食べたことが無い奴だったら試に食べてみるっていうのが必ずあると思うし・・・。余計なお世話か。
水深15m。ここにも黄色の「クマドリカエルアンコウ」。沢山いるんだね。しかも尾鰭の模様までそっくりだし、1本目のとは兄弟かも。???、ここって、沈船の右側、ってことは、さっき沈船に行くときに通った場所?同じ奴じゃん。
水深22m。また、「クマドリカエルアンコウ」なの?え、今度のは渋いって?橙の斑点がオシャレなクロクマ君。大きさは、11mm。そこ狭いだろう、もっと出てこいよ。意地でも撮らせてくれないようなので、またの機会に。
水深22m。中々派手なトゲトサカ。こういうところはじっくり探せば絶対何かいるはず。い、居た、ピンクのカニのようなのが居る。見たことないぞ!形はカニダマシ、絶対初物だ。こら、隠れるなよ、撮れないだろう?もっと出てこい~・・・。あれ、こっちに居るのはなんだ?あれ、こっちにも居るぞ。こいつなんか丸見えじゃん。って、沢山いたのね。「ヨツバネジレカニダマシ(甲長6mm)」。本当にうまく模様が入るもんだよね。
水深19m。ここにもいかにも隠れやすそうな場所。ガヤ(?)が密集している。何やら赤い筋が沢山見えるが・・・。そのまんまだね、「アカスジカクレエビ」があっちにもこっちにも。普通種とはいえ、うまく撮れればきれいなんだけれども、なんせ体の大部分が透明だからな。他にも何か居そうな雰囲気があるけれど、次回以降のお楽しみかな。
水深18m。回りの赤いのはチャツボボヤに似ているけれど、カイメンのようだね。毛むくじゃらの定番「オランウータンクラブ」。ずっと以前から認識されているのに、未だにクモガニ属の一種とされていて正式和名がつかない。伊豆にも居るのにね。
「クロモドリス・ヒントゥアネンシス」。初めて見たのはつい最近なのだが、こちらでは常連。2番目くらいに良く見る。いつも活発に動いていて、中々の元気者。活発な方が勢力を広めるのが早いとか、ウミウシにも勢力図があるのかな?
「アカネコモンウミウシ(8mm)」。コモンウミウシに茜色を足したっていうことだろうね。数が多いから仕方がないかもしれないが、安易なネーミング。モドキやニセよりは数段良いけど。こいつはまだ小さいのでそれほどでもないが、大きくなるともっと背中の赤が強くなるそうだ。
水深16m。よく見ると、そこらじゅうに居るのがこいつ。地味だし、小さいし、名前がハッキリしないし、ほとんど相手にされない部類。これは幸せなのか、それとも不幸なのか?こんなにきれいなのにね。ホシハゼの仲間であることは確か。環境のせいなのかもしれないが、鰭が黒いのが他の種と異なる。ホバリングするし、背鰭も丸いから、アステロプテリクス・ストリアタス”Asterropteryx striata”の近似種ということで、「ホシハゼ属の一種」にしておく。
「ミナミダテハゼ」。地味な奴の宿命か、共生する蝦も地味系。こいつとヒメダテハゼとダテハゼ属の一種は、結構微妙なので、しっかり撮らないと判別できないこともしばしば。といいつつ、なんだこの露出不足は・・・。また、ストロボ動かすのさぼっただろう。というか、少しくらいなら届くと高をくくっていたんだと思う。懲りない奴だね。
この前に、フサカサゴ系の小さいのを2匹ほど撮ったのだが、こいつら、わからん!!小さいのはみんな同じような形なんだもん。
水深18m。お、赤いカニ?見たことはあるんだけれど、なんだっけ?クモガニじゃないし、ノコギリガニにしては手が長すぎるし・・・、コシオリエビ?いや、足が長すぎる。じゃ、初物?。
はっ、もしかしたら「イソバナガニ」。それにしちゃでけぇな。いや、そんなことより、なんでこんなところに落ちているんだ?近くにこいつが隠れられそうなイソバナもないし、あまりの場違いで、名前すら出てこなかったぞ。思うに、きっと流れで飛ばされてきたんだろうな。気をつけな、ちょっとした気の緩みが命取りになるんだよ。
水深15m。ピンクの塊。この色は目立つね。「ウツセミミノウミウシ→パスタチゴミノウミウシ(5mm)」。髭おやじ?はやりのお姉?写真で見ないとこれはわからないだろ。それにしても、この大きさだからゴミと見過ごせばそれまでだから、本当にみんなよく見つけるよ。あ、これこそ砂地の面白さ、一見何もないところにも実は宝の山が。そうか、そうなんだ。でも、ガイド君宜しく。(探さないんかい!!)
こいつなんか、見過ごしても誰も文句を言わないよ。「ハナビラミノウミウシ(6mm)」。見過ごしたこと自体、気が付かないんだろうな。いやいや、これを見つけてこその砂地マクロの醍醐味、精進せねば。
ここって、降りるときに見たムチカラマツエビの巣だったところ。やっぱり居たね。あのとき、下の方に隠れていた奴。「ナカザワイソバナガニ(甲長4mm)」。いつも奥の方に居て、邪魔者なしで撮れるのは初めてなんじゃ?これだけじっくり模様を見るのは初めてのような気がする。こんな模様なんだ。
「ヒュプセロドーリス・ゼフィラ」。こいつも初めて見たのはつい最近。それにしても、どこに行っても目に付く。今回ここでは一番よく見た奴。こういう奴が、日本における外来種のように、既存種を脅かしてどんどん増えて行ってしまうということはあるのだろうか?
水深10m。「ヤノダテハゼ」。だんな、中々派手な衣装だね、尾鰭の赤さが際立っているよ。派手さに見合って、共生する蝦もコトブキテッポウエビ。それにしても、相変わらず露出が・・・、ストロボ何処向いているんだ?こういうやつこそ、スポットライトが必要だろう。へそ曲げちゃうぞ。
でかい!!この「イソコンペイトウガニ」異様にでかくないか?これだけでかけりゃ形もよくわかる・・・、相変わらずわかりにくい形だな。それにしても、俺、なんでこんなに下向いて写真撮っているんだ?このシチュエーションおかしいだろう。大体なんでトゲトサカが地面に転がっているんだよ。
細っ!何か青い細長いのが居るぞ。クロユリハゼ系の幼魚っぽい、きっと「オグロクロユリハゼ」。セッティング変えろよな、まともに写ってないだろ・・・。
水深6m。初めに目についたのは、奥に居る腹に赤い斑紋がある配色。確か、テンス系の奴。モンヒラとかハゲヒラとかあの辺、あー、なんだっけ、あいつら似たようなのが多くて、しかも幼魚がまたごちゃごちゃで、一回整理したはずなんだけど・・・。おや、こっちの立派なのは模様が違う?これだけ同じような場所に居るってことは、成魚か雌雄関係。ずばり、大当たり。こっちが、「ヒラベラの雄」で、奥の奴が「雌」。何とか撮れててよかった。浅かったので自然光が若干入って撮れたんだね。ストロボ何処向いてんだ???
砂地にニョキッと、白っぽいのが1本。近づくと真っ直ぐ引っ込んでいくし、「チンアナゴ」だね。砂地の浅いところで見ることがたまにあるが、こういう時は単独が多い気がする。こいつらも移動しているのか?
水深4m。青っぽい体が渋く光っている。中々撮影意欲が湧く被写体。「カメンタマガシラ」だ。確か前回もここバリで見たきり。パシャッ。真っ暗・・・。ストロボストロボ。ああ、行っちゃったよ。
1本目は限界で浮いちゃったけれど、今度は大丈夫、じっくり撮れるぞ。「シフォプテロン・クアドリスピノーサム(4mm)」。配色が少し違うが、こちらの方が本来の色らしい。といいながら、さっきより大きくてもこの程度。全然修行が足りんぞ!!
水深2m。さあ、エキジット。やっぱり目に入ると撮っちゃうね。「メガネスズメダイ」。お嬢ちゃん、その赤みが良いね。
最後の最後、ほぼ水面下。小さな魚群が銀色に光りながら舞っている。伊豆ならカタクチイワシやキビナゴといった感じだが、さすがに同じとは思えない。見ただけでは到底わからないが、写真でみるとイワシ系であることは間違いないだろう。こちらで一般的なのは「カタボシイワシ」。なんたって、学名が”Bali sardinella”だから、やっぱりこれだろう。
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2012/11/23(金) インドネシアバリ島トランバン1日目-1本目沈船
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2012年11月23日(金) インドネシアバリ島トランバンDiving1日目1本目(No617) 沈船 13:45-14:48(63min) Max.27.1m Av.14.0m 晴れ、流れ 透明度15-20m今回の一枚はこれ、「シンジュアナゴ」沈船脇の水深8m程の所。元気よく食事中。詳細はまたあとで・・・。
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2012-12-29T12:55:32+09:00
1日目1本目(No617) 沈船 13:45-14:48(63min)
Max.27.1m Av.14.0m 晴れ、流れ 透明度15-20m
今回の一枚はこれ、「シンジュアナゴ」
沈船脇の水深8m程の所。元気よく食事中。詳細はまたあとで・・・。
カメラ準備良し(これが一番大事)。後は、と、大丈夫だね。車に乗り込み、10年(正確には11年)振りのトランバン。まずは沈船ポイントへ。道路は間違いなく太くなっている。
走ること2分、え、もう到着?近いね。確かクラブハウスがあったはず。あれ、広い駐車場?何か雰囲気がかなり違う。ここでウェットに着替えるらしい。フィンとマスクとカメラだけ持ってあっちへ行けって?
最初に出迎えてくれたのは、彼、
り、立派。だが、これって野生?野良豚?噂によると、明日の夜は・・・。
そんなはずないよね、「あるわきゃないだろ、そんなこと」
右手に海岸が見える。少し歩くと、砂利の海岸に竹と木で作った見覚えのある台が。でも、こんな場所だったっけ?と辺りを見回すと、左手の先の方に、見覚えのある木が。さびれた塀の脇に数本、確かに生えている。
これは当時の沈船ポイント。ほぼ真正面に沈船があり、海水浴場にもなっていた。ダイバーから見ると、海水浴客は何とも珍しい動物に見えることも。いや、中々見とれてしまう場合も・・・。こらこら、そんなことは今関係ないだろ。問題はこの写真の右端の木。これが見えたんだね。
どうやら当時のリゾートはもうなくなって、クブの海岸側に新しくダイビング施設ができたらしい。ということは、ここから沈船までは、この距離を移動して行くってことか。
フィンとマスクだけ持って、ゴロタを歩いて入る。正直に言うと、やっぱりかなり歩きにくく、足もとられて、それなりに痛い思いも・・・。これも年のせい?ばかりとは思いたくないが・・・。
それでも重機材とカメラは自動的(?)に搬入されるんだから、かなり楽ちん。久々の海外ビーチだね。
今回、カメラはマクロセッティング。つまり、ほぼマニュアル。オリンパスの場合、ストロボを強制発光にし、シャッタースピードを制限すると1/180秒に固定できるため、絞り優先でマニュアル操作と同じになる。なぜこんなことをするかというと、1つしかないダイヤルが、こうすると自動的に絞り用になってくれる。細かいなって?そんなことはない、ダイビングを始めて13年、何回潜っても、毎回新しい教訓や思いもよらない新事実が。いつもいつも、落とし穴が沢山。今回だって、何回も落ちるんだよ~orz。
マスクにも新兵器”老眼用アダプター”を装着。さあ、実力は如何に。(ここまで書けば、予想はできると思うが、いやそれ以上に・・・)
何はともあれ出発。ビーチだけにエントリー直後はかなり明るい。水深2m。最初の遭遇は「モンツキハギ」。これだけはっきりと特徴があれば、迷わないで済む。こういう奴が普通に居るんだから、南の島に来たって実感が湧いてくる。
水深4m。まだまだ明るい。うん、トラギス?ヨツメか?いや、尾鰭が黄色っぽいから、こっちによくいる「イエローテールグラブフィッシュ」辺りみたいだな。どちらにしても普通種だけど、撮るだけ撮っておくか。なんて軽く考えていたが、こういう浅はかな判断で痛い目を見るんだよ。こいつは「ワヌケトラギスの雌」。過去の写真でまともなものもないし、雌に至ってはお初!今回はたまたま撮ったから良いようなものの、過去の反省が活かされていないんじゃ・・・。再確認するよ、”撮れるものは撮る”。大事だね。
向こうからかっとんで来るのは「クマドリ」。こいつ、あまりまともに撮れた記憶が無いため、見るとつい写真を撮ってしまう。そしてやっぱり、うまく撮れない。今回も全体に露出不足。相性悪いのかな?
水深10m。徐々に暗くなってきた。いつものサンゴ礁と違い、今回は黒砂の砂地だけに印象的にもかなり暗く、魚が乱舞するという風景もここでは見られない。そんな中、中層で砂底からだいぶ離れてホバリングしている赤い魚が居る。実は、ここ、沈船方向に向かって流れが強い。ハナダイ系でよくこういう風景を見るが、この体型は・・・。なんだ、「ハワイトラギス」か。って、トラギスってこんな泳ぎ方するの?こういうのって、プランクトンを食べる種類が良く撮る行動だよね?そうなんだ、これって新発見か?
さっきちょっと触れたけれど、流れがきついんだよ。今は進行方向なので楽でいいけれど、本当にこのまま調子良く行っちゃっていいの?後が怖いな・・・。不安のせいか、やけに視界がぼやけて・・・。違うだろ、新兵器の誤作動というか、固定が弱くていつの間にかマスクが老眼仕様に。これは邪魔かも・・・。不安の矛先が違っているんじゃないか?それにしても、あまり被写体が見つからない。(実は、この認識は大間違いなのだが、それが解るのはもう少し後。海の中はそんなに薄っぺらいものじゃない、もっともっと深いんだよ。)
水深15m。黄色いちっちゃいのが居る。「クマドリカエルアンコウ」。最近は伊豆でも結構見かけるので、あまり新鮮味はない。ネタとしては、クマドリが赤なら正義の味方、茶色なら妖怪を表すとか。そうは言われても化粧じゃないしね。で、大きさは11mm。適当なことを言うな?なんでそんな正確に長さが分かるかって?まあ、ぶっちゃけ、大体なんだけれど、一応根拠はあるんだよ。今回マクロ設定というか、マジ、超マクロ設定で、小物のマクロの場合、ピントは最近接で固定。つまり、置きピンで撮ったんだ。ということは、同じ条件で定規を撮れば、ドット辺りの長さが確定できるって訳。
ところで、砂地と言えばハゼ。こちらで最もよく見たのは「オトメハゼ」。いろんな性格の奴がいるから、中には全然引っ込まない強者もいる。お嬢さん、柄は地味だけど中々きれいなお召し物で、写真映えもいいね。
「キツネアマダイ」は、近くに寄れず、まともに撮れなかったので没。
沈船に到着。壁にぶつかるように流れがあるので、ちょっと危険かも。裏に回り込めば大丈夫だね。
水深20m。沈船の周りまでくれば色々な魚が集まってきている。よく見るのが黄色いスズメダイだが、前回来たときは「コガネスズメダイ」だったのに、今回は「ヒマワリスズメダイ」。勝手に名前を変えるとは親不孝者め。って誰が親だ?最近、魚の研究が一気に進んでいることで、分類もどんどん細かくなってきており、この2種は別種とされた。今さらだけれど、初めのころ伊豆で肌色系の大きなスズメダイが居り、お前誰だ?となった。こいつはコガネの成魚だったのだが、おまえ、南の島のと違いすぎだろう、という疑問は昔からあった。大部分の人にはどうでもいいことかもしれないが、熱帯と温帯で同じ魚が居るのは、正確には似たもので本当にそっくり同じとは考えにくいはず。なんせ変温動物なんだから。時期的なものならいざ知らず、ソラスズメダイのようにいつでもいる奴は疑問に思う。で、違いをはっきりさせるために、ヒマワリスズメダイのバッチリ写真を撮っておこうとしたのだが。やばいよ、今回のセッティング、動き回る奴とは相性最悪、ピントが合わずすべて失敗。これだけウンチクたれといて・・・。
言い訳するつもりはないが、さっきからちょくちょく視界がぼやける。断じて年のせいではないと言いたいが、やはりかなり影響があるのかも・・・。ほら、また。って、なんのことはない、秘密兵器の動きが軽すぎた。流れのせいもあり、いつの間にかマスクの前に垂れ下がって来ている。そのたびにはっと気が付き上にあげるのだが、いつの間にかまた・・・。やっぱり違う意味で年のせい?結局、一言でいうと邪魔。入って10分もたたず、水中であっさり撤去ということにorz。やっぱり言い訳か。
視界もすっきりしたし、気を取り直して、沈船の脇27m。
橙色のヤギに「クダゴンベ」が2匹。当然撮影会が始まっている。お、そのポーズ良いね、決まってるよ。お兄さん慣れてるね、撮られるの嫌いじゃないんだろう。このくらいの被写体ならバッチリです。初めて宮古で見たときは、その素早さに辟易としたが、最近伊豆やアニラオではそれほど逃げ回られた記憶はない。宮古の時は何か悪い要因があったんだよ、きっと。
回りを見回せば、「ニセモンツキスズメダイ,ミカヅキツバメウオ,ホシカイワリ,リボンドグラント,ウメイロモドキ」などなど、中層を賑わせている。こういうのもちゃんと撮っておかなくちゃと撮影を試みたが、「スミレナガハナダイ」を見てもわかるように、今回の設定ではこいつらとは相性が悪い。(設定のせいにしちゃっているよ。というか、その場で変えろよ!!)
いや、だって、ほら「ニチリンダテハゼ」はちゃんと撮れているよ。背鰭が立っていないという苦情は受け付けない。この後の「サクラコシオリエビ」に至っては、マクロには絶好の被写体。もっときれいに撮れている。ほら、カイメンがこんなにきれいに。ところで、肝心の被写体は何処に?え~と、つまり、ロストしちゃったということ(威張れることじゃないだろ)。
まだ今回始まったばかりで、どうにも歯車がかみ合わない。気になることが多すぎて、肝心のところがおろそかになっている。もうそろそろ戻りに入るのに。帰りは沈船の浅い方へ回っていくのだが、当然来た時と逆になる。
水深16m。嫌な予感がする。来た時と逆だよね。やっぱり避けては通れそうにない。徐々に進みにくくなりだした。まだこの辺りは物影があるので、うまく隠れながら行けば、少しは楽に進めるが。
お邪魔しま~す。今日は中々良い流れで、ここは影響が少なくて良いね、「ガラスハゼ」君。偶然とはいえかなりの至近距離。うん、これ位が今回の設定だとジャストフィット。
少し落ち着いてから行こうかな。「オウゴンニジギンポ」って、色的には好きなんで、見かけると撮りたくなるんだ。ちょっと動きが早いのが難点で、中々きれいに写ってくれないんだけどね。ほら、今回もあっち向いてるし・・・。
そうそう、前回バリのニザダイ類では、ニセカンランハギやクロハギ,オスジクロハギ等々、写りが今一つだったために色々ともめてね、今回はその辺りも考慮してキッチリ撮ったはずなんだけどなあ・・・。この写真、よく見れば眼の後ろと尾鰭付け根に暗色の縦筋があって、「クロモンツキ」だということはわかる。でもね、確実に露出不足だよね。マクロにこだわりすぎて、ストロボの角度を変えるのをさぼっているのが歴然。やばいよ。って、そろそろ進めよ。
水深13m。だいぶ流れのあたりが強くなってきた。岩の上に居たのは「ベニゴマリュウグウウミウシ」。カメラ測定で6mm程と測れる。こだわりのマクロ設定が生きてくる被写体なのだが、何か釈然としない仕上がり。今一つシャープさに欠ける。最終的には原因はいくつかあるのだが、この時点では、「ちゃんとした画面で見れば、もう少しきれいだよ」と高をくくっており、今回最大の敗因に。あ~、もっと真剣に悩んでおけばよかったのに。
覚悟を決めて、徐々に頭を出していく。ここが尾根の上にあたる場所なので、流れも半端ない。ちょっと待て、バックしていないか?目いっぱいキックしているんだぞ。確かに、だんだん脚力が衰えてきていることは否定しないが、もう一つ泣き言をいうと、今回はフィンがバンドタイプ。脱着は楽だし、持ち運びもしやすいので決して悪く言うつもりはないが、やはりフルフットに比べると水中では扱いづらい。いつものμと比べると、柔軟性やフィット感に欠け、長さが短いという問題もあり、こういう状況では推進力不足。
こういうときは、魔法のスティックに頼るしかない。万能つんつん棒の出番。匍匐前進で体力温存も大事だよね。余談だけれど、つんつん棒はステンレス製のしっかりしたものが重宝するよ。
ちょっと見てみろよ、上の方(水深8m)では、「シンジュアナゴ」がこの時とばかりに食事会の最中(トップの写真)。流れが激しいことを物語っている。こういう時なら少しぐらいなら近づいても簡単には引っ込まない・・・はず。ちなみに、遠目ではわかりにくい白色斑点も、近づければ何とか写せる。
水深は8m。流れがだいぶ収まってきた。場所的に厳しいところを抜けたのか、はたまた潮の満ち干の時間的なものか?とにかく楽になってくれるのは嬉しい。少し落ち着くと、ハゼ類が眼に入ってきた。
まずはネジリンボウ。紅白が眩しい「コトブキテッポウエビ」と同居している。まだ引っ込むなよ、もう少し、あっ・・・。あまり近づけなかったね。写真を確認すると、長い背鰭が垂れ下がっている。「ヒレナガネジリンボウ」だったんだね。そして、定番、ダテハゼ。背鰭の黄色い細点などから、これは「ヒメダテハゼ」君。
水深は6m。泥の一部が青白く光る。何かいるぞ。長細いウミウシを発見。体の色や筋,触角の色などからタスジミドリガイに近い種であることはわかる。綺麗に輝く青い斑点は、ハナミドリガイでも見られたはず。結局どちらでもなく、というか、両方の親戚である「ツリディラ・バイエリ」に落ち着いた。昔はこの学名、タスジミドリガイやスイートジェリーミドリガイとも混同されていた気がしたが、本当のところはどうなんだろう。
安全停止からエキジットにかけての水深3-5m。砂地からゴロタ底の辺りだが、結構小さな魚や色々な生物が潜んでいる。スズメダイの幼魚は同じような外観を持つものが多い。尾鰭の付け根の白帯は「メガネスズメダイ」の証。頭部や背鰭が赤色から橙色と赤みが強いのもこいつの特徴。そして、トラギス。この黒い斑紋が交互にあるのは「マダラトラギス」の特徴だ。今までろくな写真が撮れていない珍しい奴だぞ、やったー。確かに、ちゃんとした写真が撮れたことは喜ばしいことなのだが、何か釈然としない。それもそのはず、さっきから同じのがそこらじゅうに居るような・・・、いや、確かに居る。ここじゃ超普通種。今までが気にしなさすぎただけなのか?よっぽどこっちの「インディアンバガボンドバタフライフィッシュ」の方が珍しいのでは?そういう割には写真は失敗しているけど・・・。「カタボシオオモンハゼ」や「ソラスズメダイ」といった普通種は、今さらだね。
水深3m。もうエキジット寸前。ガイドのコマンが岩の上に小さな黄色いモノを出してくれた。が、う、浮いちゃう。今回1本目のチェックダイブのようなもので、エアが減ってきてこの水深だと沈んでいるのがかなりきつい。岩にしがみつきながら見てみると、どうやらウミコチョウ系のウミウシらしいのだが、かなり小さい。カメラを構える。体がスーッと・・・。いかん、これは撮らねば。最後の意地で逆さまになってカメラを固定。またまた体がスーッて。お~い、何とかしてくれ。結局あまりまともに撮れなかったのが残念。一応「シフォプテロン・クアドリスピノーサム」というキイロウミコチョウの近似種。体長は1.5mm程と本当に小さい。
エキジット後のお迎えは彼ら。そういえば、以前来た時もニワトリがその辺りをウロウロしていたっけ。チャック項目はいろいろあったけれど、一応無事1本目が終了。
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2012/11/23(金) インドネシアバリ島トランバン1日目-往路
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-12-27-7
2012年11月23日(金)~27日(火)は、2001年8月以来、11年ぶりのバリ。前回は初めてのバリ島で、見る景色見る景色、何とも新鮮で創作意欲(?)が駆り立てられ(暴走して)、ついには車の助手席に乗せてもらい、移動中も一眼で景色を撮りまくり!!当時はまだフィルムカメラだったので、重いカメラに望遠付けて、よくやったよな~。でも、今回も地上の写真は欠かせません。比べてみると、またちょっと面白いことも色々わかって来るし・・・。道路脇の神像もスケールアップしている
ダイビング インドネシアバリ島
ryo
2012-12-27T14:27:34+09:00
前回は初めてのバリ島で、見る景色見る景色、何とも新鮮で創作意欲(?)が駆り立てられ(暴走して)、ついには車の助手席に乗せてもらい、移動中も一眼で景色を撮りまくり!!当時はまだフィルムカメラだったので、重いカメラに望遠付けて、よくやったよな~。
でも、今回も地上の写真は欠かせません。比べてみると、またちょっと面白いことも色々わかって来るし・・・。
道路脇の神像もスケールアップしている
出発は、羽田発11月23日AM1:00の深夜直行便。帰りも深夜になるので、今回は羽田に車を置いていくことに。諸事情により、やや早めの19時出発。最近はカーナビなんぞという文明の利器が発達し、日々変わる道路事情もなんのその・・・、のはずだったのだが、目的地に羽田の国際空港が無い??いや、あることにはあるが、僕が記憶している場所とはなんとなくずれているような・・・。こ、これって、昔の場所(地図が更新されていない)?指定すると国内線ターミナルに行っちゃう。確か新しい国際ターミナルは今は懐かしき学生時代、よくドライブに行った羽田空港の辺りのはず。「ま、仕方がないか、いいや無理やり位置を指定しちゃえ」ってんで、羽田線ルートを設定するという荒業に。行ってみりゃ分るだろうと、その辺は適当に。う~ん、これじゃ文明の利器もそれほど役に立っていないような・・・。
高速に乗り、5号から環状へ。時間的に合流がかなり混んでいたが、時間はたっぷりあるのでのんびりと。あれ、今、八重洲線は通れないんだよね。外回りで京橋経由。考えてみれば、この辺りは高速の真ん中に橋脚が立っている、何ともすごい作り。これじゃ作り直すのは不可能と言われて、そく納得出来ちゃう。とか何とか言っているうちに、昔懐かしいルートで羽田空港周辺に到着。微妙に道が変わっているが、入り口はどこだ?標識があるから取り敢えずそれに従って行きゃあ良いよね。あれ、あれ、・・・、あ、ここだ、ここだ。なに!なんでこんなに車がいるんだ?今8:30ってところだよね。こんなに空港に用がある人がいるの?みんな暇だね~。あ、僕らもか。まあいいや、そのうち入れるだろう。ものは考えようで、ここで9時からのドラマ(Dr.X)が見られるかも。
パイロンの右側を高級そうな車が通って行くよ。金持ち用の何か裏ワザがあるのか?いや、単に、我慢できないだけのようだね。あきらめた人が外に出ていくための通路らしい。確かに、今日みたいに連休前だと、必然性のない人には遠慮してもらった方がいいかな。
なんだかんだ言って、ちょろちょろ進んでいるよ。まだ20分程だけど、もうゲートがすぐ目の前じゃないか、もうすぐ入れるよ。でも、これじゃ車の中でドラマ見るのは無理だな(どっちが大事なんだ?)。
開いているゲートは2か所。入庫可能になるのは、出庫車が数台出てからのようだ。1回に入れるのは3-4台みたい。シグナルが青になるや否や、隣のゲートとボタン競争。まごまごしていると、どんどん抜かされちゃうことに。これは気合入れなきゃ。「よし、勝った?」っていうか、まあ、1回に数台は入れるわけだから、先頭に居れば入れるのは当たり前だね。
ここの駐車場は7階建てのはずだが、どうやら一番上は閉鎖されているようだ。この混雑するときなんだから、これは痛いね。さてさて、案内板はどうなっているかな。うん、空きがあるのは1階のみだ。え、消えた?どこにも空きが無い?そうはいっても中に行けばどこかあいているはず。確か一番いいのは2回だったはずだから、とにかく2階に上がっちゃう。ほら、結構空車の列があるじゃないか。やっぱりこれだけ大きいから、タイムラグとかでそれなりに空きはあるんだよ。じゃ、ここ・・・。だめだ、先に取られた!!それじゃ、少し進んでここならどうだ。おお、やったね!!入り口の目の前の通路、ラッキー。作戦成功だ。まだ時間があるから、荷物はこのままにして先に食事に行っちゃおう。
あれ、壁?通路が無い・・・。いや、連絡通路は3階だから??って、いい経験です。
エレベーターで3階へあがり、連絡通路を抜けると到着ロビー。食事するにはさらに上の上へ。ここで、ヒロコから連絡、今駐車場に着いたけど、かなりの列にちょっと困惑気味?僕らも同じような状況だったが、それほど待ったとは感じなかったので、合流待ちすることに。が、どうやら状況が悪化しているらしく、簡単には駐車場に入れそうにないらしい。彼女曰く、ちょっと見怖そうな(?)人物が、なにやらゲートの係員にいちゃもんをつけているとか・・・。え、見覚えがあるって?それは知らん顔をするべきだな。と冗談はさておき、単に、”さらに後方に付けた今回のツアー参加メンバーが、係員に状況確認しに行っていた”という図らしい。まあ、多少の誤解(?)はあったが、40分待ち程度は当たり前らしい。国内線に停めるから帰りに回ってほしいなどとの提案もあったが、これは無視。まだ時間的には十分余裕があるし、そんな面倒なことせず並んでろって。
ということで、僕らは一足先に悠々と食事に。前回ここを利用した時はまだ出来たてのころで、あの時に比べれば数段空いている。候補は「しゃぶしゃぶ」と「トンカツ」に絞られたが、今回は「トンカツ」を選択。間に合いそうにない人にはお弁当。こちらも「トンカツ」の方が良いということで、問題なく決定。
食事が終った頃、やっとみんな駐車場に入れ、無事集合。ほんの30分ほどの違いで、ずいぶん差が出たようだ。あれ、まだ一人足りないような・・・。実はとっくに着いていて、別の場所で一人寂しく待っていたらしい。可哀そうに。とにかく、全員集合。両替は?え、ゆいちゃんがもうしてある。じゃ大丈夫だねって、みんなかなりお気楽。
いつの間にか、もう搭乗手続きの時間。出国手続きもそれなりに混んでいるようなので、さっさと入っちゃおう。混雑の原因は、ランダム検査のようだね。金属探知機が、勝手に鳴るっていうやつ。どうせ鳴るならと、以前より金属探知機の感度も上げているみたいだし。
出発は134番ゲート。こんな大きな番号あったっけ?ってバスじゃん。やられたね、結局バスで行くんだ。
昔ながらのタラップ乗機。これはこれで旅の気分が盛り上がる。
やっぱり、直行便はあまり大きくないんだね。連休前で、もちろん満席。
出発は25:00。バリ島へは7時間のフライトで、時差を入れると現地7:00頃の到着予定。今回は、到着後2本は潜る予定なので、しっかり寝ておく必要がある。でも、一応映画のチェックはしておかねば。日本語で見られそうなのは・・・、2本はどうにか。帰りはこの2本だな。むにゃむにゃ・・・。
・・・・お菓子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・朝食・・・・・・・・・・着いた!!
おお、なんかすごい近代的。デンパサールってこんなんだっけ?10年一昔っていうけど、本当だね。その分こっちも10年分、年を取っているってことだけど・・・。それにしても暑い!!
こんなアーケードまで出来ちゃっているし、スタバもある。ただし、ルピアが無いと払えないらしい、50000くらいかな?最後の手段はカード。数百円にカードってあまり経験が無いな。
建設中。さらに空港を広げる気みたい。開発のペースが半端ない。スゲーな。
交通事情も進化している。前回は自転車や馬車なんかも結構見たけれど、今はバイクが主流かな。みんなちゃんとヘルメットをかぶっているし、この暑いのにきっちり上着を着ているぞ。(よーく見ると、実は一か所、なぜこれだけの装備なのにと思う場所が・・・。答えは帰りの回に。)
道路も何か見違える。
2001年8月 2012年11月
今も町の中は進化を続けているって感じ。ほら見てよ、この上の右(↑)の写真なんか、すごくない?走っている車もほとんどがきれいだし、車のナンバーが無ければ、日本だって言ってもきっと誰も疑わないよ。
トランバンまでは、少し道のりがある。記憶では、町と町をつなぐ道は細い一本道だったのだが、今は高速道路を思わせるような立派な道になっている。地図で見るとバイパスと書いてある。ま、その分、車も増えているってことだろうけど。う~ん、それにしてもバイクが多い。ヘルメットを見ると、文字が書かれているのが多いが、どうやら名前らしい。これって貴重品ってこと?前にも書いたけれど、感心するのは、みんなちゃんとした服装で乗っている。東南アジアではなかなか見ない風景だと思う。すごいな。
ところで、この辺りの太い道は、10年前にはまさに工事の真っ最中だったところなのでは?「あれ、デジャブ??この場所には間違いなく見おぼえが。」っていうか、一度来ているんだからデジャブの訳ないだろ・・・。いや、実は、この場所については当時間違いなく写真に撮った記憶が。比較のために写真を見比べてみよう。
2001年8月 2012年11月
やっぱり絶対ここだよね。特に下側の2枚。この橋の回りの鉄骨と、正面に見える山がすごく印象に残っていたんだ。え、山の大きさがずいぶん違うって?いやいや、これは当時(左)の写真は望遠レンズでやや遠目から、それに対し、今回(右)の写真は広角レンズで橋の近くから撮ったものだからだ。きっと、たぶん、いや、その筈・・・。
こんな発見も旅を楽しくしてくれる。やっぱり、旅はいいな。
ちょっと大きめの川を超えると、周りの風景が一気にのどかに。かなり、町から離れてきた証拠。
この先の山の中腹に、バットマンがいるらしいが、バットマンって?
左手に、寺院が見えてきた。どうやらバットマンはここにいるらしいのだが・・・。結局どれがバットマンなんだか???で、帰ってきて、この場所をネットで調べても、有力な情報が無い。いったいここは何処の、なんという場所なんだ?こういう無責任な情報なら、かえって無い方がスッキリする。中途半端はやめてくれ!!う~~。。。色々調べてみたけど、もしかして「ゴアラワ寺院」???なにかスッキリしないな~。
ほ~、中々アクロバティックな。後ろの子が横乗りで、運転している子の肩に載せた長い荷物を支えている。何を運んでいるの?何か長い竹のヘラのような・・・。って、ノーヘルに横乗り?さっきまでの真面目なライダースタイルはどうなったの?どうやらあちらは市街地仕様。実際は何でも有り、こっちが本来のスタイルなんだろう。
これもインドネシアではちょくちょくお目にかかる風景。かなり乱暴だけど、一種の自販機。だって、店は閉まっているもん。屋根付きなのも頷ける。品質と、安全に配慮されている。って、そんなにたいそうなものなのか?もちろんなんだかわかるよね?この色にしても、やっぱりこれはあれだよね。あれ。にしても、これ一本で0.5L~1L位だから、走れるのは10~20kmってところ。何とも言えず面白い。ところ変われば文化も変わる。やっぱり旅っていいな。
このお店、こちらにしては結構立派。いろんなものが置いてある。さしずめ、島の雑貨屋さんっていう感じ。ところで、バリ島では地名なども含め、ほとんどが現地の言葉のまま。ローマ字表記でないとわからない僕にとってはかなり不便。でも、Canonはさすがにわかるし、COPYは完全に英語。ってことは、FOTOはやっぱりPHOTOだよね。何か新鮮。
2001年8月 2012年11月
この辺りの道もかなり改善されているけれど、逆に何か寂しさを感じてしまう。人間って、贅沢だ。
バリ島には猿が多い。その中でもここは観光地になっているらしい。写真にも結構たくさん写っている。とはいえ、ここの情報はついにネットでは拾えなかった。10年前の記憶にもないな~。
街中のかなり立派な道路。歩道も整備されており、標識もちゃんと立っている。で、この標識、いったい何の標識?後ろには小学生くらいの子供が2人。もしかしてこれってバス停?この絵、何か貨物車みたいだけど、大丈夫?
2001年8月 2012年11月
さすがに、ここについてはだれも異論はないでしょう。ほとんど変わっていないね。少しホッとしたよ。
確かこの先は、九十九折れの山道と段々畑で有名な場所。道路の感じはほとんど変わっていないみたいで、記憶と重なる。
2001年8月 2012年11月
それどころか、車の中から写真が撮れる位置って、やっぱり同じなんだね。いや、見事としか言いようがない。
2001年8月 2012年11月
この2枚もほとんど同じ場所から撮ったものだと思うけれど、この差は季節の差かな。前回は冬の乾季、今回は夏の雨季。午後になると、雲が多くなるようで、アグン山が隠れてしまった。残念。
とうちゃ~く!!現地時間11時。空港からは3時間30分くらいかな。
さあ、昼飯食ったら行くよ。ちゃっちゃと支度して、GOGO。
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2012/6/18 下田海中水族館
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-12-27-1
2012/6/18(月)は、下田海中水族館へ。工事中
旅行
ryo
2012-12-27T14:13:38+09:00
工事中
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2012/6/17-18 西伊豆下田温泉旅行
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-12-27
2012/6/17-18は、西伊豆下田方面へ、温泉旅行。ダイビング無しの伊豆行は、いつ以来だろう・・・。西伊豆天城 浄蓮の滝工事中
旅行
ryo
2012-12-27T14:11:10+09:00
ダイビング無しの伊豆行は、いつ以来だろう・・・。
西伊豆天城 浄蓮の滝
工事中
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2012/6/5(火) フィリピンルソン島アニラオ4日目-リゾート紹介
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-29
2012/6/5(火) フィリピンルソン島アニラオ4日目最後になってしまいましたが、僕らが今回お世話になったのは、Pacifico Azul Resort(パシフィコアズールリゾート)です。Pacific Blue Dive Centerという日本人オーナーのダイブショップが、アニラオで直営するリゾートです。紹介と言いながら、初めはこんな写真から、沖の方に見える島(Somblero Is.だと思います)。
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-29T13:32:29+09:00
最後になってしまいましたが、僕らが今回お世話になったのは、Pacifico Azul Resort(パシフィコアズールリゾート)です。
Pacific Blue Dive Centerという日本人オーナーのダイブショップが、アニラオで直営するリゾートです。
紹介と言いながら、初めはこんな写真から、
沖の方に見える島(Somblero Is.だと思います)。
まずは最初にちょっとだけ海の写真から、
上の写真をもう少し広く撮ったものです。
ダイビングポイントは半島の先端周辺と、向かい側にあるMaridcaban Is.の周辺にあります。
この写真は半島と島の間から、沖の島側を撮ったものです。
こちらは半島側の先端辺りを撮ったもの。
そして、岸近くのこういう場所でダイビングしました。
さあ、やっとリゾートの紹介に入ります。
これは、リゾートを海側から撮った写真です。
船着き場から直接海に出られるようになっています。
陸の入り口は上にある道から、まるで黄金崎を思わせるような急坂(左)を降りて行くと、駐車場と、食堂の脇に着きます。右は下から見上げた写真です。
食堂の入り口はこんな感じ(左)ですね。さらに一段下に3軒のコテージが並びます(右)。ここが今回僕らが泊まった場所です。ちなみに、一番高級なデラックス・エアコンルームです
このデラックスルームの前はダイビングのためのスペース。向かい側にはダイブハウスがあります。
ここから海の方を見ると、こんな感じで、右手の方には海を見ながらのシャワー。
左に折れて、海沿いに進むと、
船着き場ではすぐにボートが待っていてくれます。
ここからポイントまでは遠いところでも30分程とのこと、まさにダイビングのためのリゾートですよね。
詳細を知りたい方はこちらで、
http://www.pacificblueasia.com/jp/index.html
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2012/6/5(火) フィリピンルソン島アニラオ4日目-ダイビング2本目
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-27
2012/6/5(火) フィリピンルソン島アニラオ4日目2本目:TWIN ROCKS Max26m 64分これが今回最後のダイビング。 最後の最後に、こんなワイドが。しかもこんな水深で??ワイドなんか持って来てないぞ!!ギンガメアジのトルネードなのですが、もちろん手持ちのカメラではワイドは無理ガイドさんにコンデジを渡して撮ってもらいました。
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-27T15:16:14+09:00
2本目:TWIN ROCKS Max26m 64分
これが今回最後のダイビング。
最後の最後に、こんなワイドが。しかもこんな水深で??ワイドなんか持って来てないぞ!!
ギンガメアジのトルネードなのですが、もちろん手持ちのカメラではワイドは無理
ガイドさんにコンデジを渡して撮ってもらいました。
最後の一本は、予想外のワイドから始まります。
場所は砂底の傾斜地。沖へ向かってだらだらと傾斜しています。
最初の目的はギンガメですから、当然沖の方に居るはず、やや深い方の中層を進みます。
見下すと、マジリアイゴのペア(左)やハナフエフキ(右)が泳いでいます。そういえば、ハナフエフキは水族館以外では初撮りのはずですが、遠いのと絞り込み過ぎで全然色が出ていません
見えました、ギンガメアジです。かなり岸に近いところに居てくれました。
初めにも書きましたが、僕のカメラ(50mm→フィルム100mm)では望遠レンズ。この程度が精一杯です。
いや、こうなったら、やっぱりこの大きさがしっくりきますよね。
第一目的は達成です。後は砂地へ戻って色々探してみましょう。
早速、見たことがない2匹がじゃれあっています。
やっぱり初物でしたね、とはいってもアミメウマヅラハギという和名があり、伊豆でも見られるそうなのですが・・・。でも、初物は初物です
この場所、種類はかなりたくさんいましたね。掻い摘んで紹介すると、
ハクセンタマガシラ(左)はStop&Goの名手。Stopが思ったより長いので比較的撮りやすいんです。
レティキュレイトボックスフィッシュ(右)は、クロハコフグの南方版。これは雌で、雄はもう少し全体に黒っぽいんです。そばに居たのですが良い写真がなかったのでこいつだけで・・・。
左がゴシキキュウセンの雄、右がカザリキュウセンの雄です。ベラの雄は色鮮やかです。速いし動き回るので撮りにくい奴らですが、目を引きますよね。 ところで、こいつらやアミトリキュウセンは似ていていつも判断に困ります。特に雌。でもカザリキュウセンが多いみたいですね。
ヌリワケカワハギ(左)は、ニシキカワハギと間違いやすいですよね。そのせいか、見かけるとつい撮りたくなってしまいます。タテジマヤッコ(右)が属するタテジマヤッコ属は尾鰭が伸長する外観や、はっきりした雌雄差などやはり押さえておきたい種で、見かけるとつい追いかけちゃいます。
フタイロカエルウオ(左)は、前後が黄色と青のバージョンが一般的ですね。
マルチストライプドカーディナルフィッシュ(右)も、こちらでは普通種ですが、つい写しちゃいます。
クロスズメダイ(左)。つい、青いじゃないかと突っ込みたくなります。こいつは幼魚がカラフルで人気ですが、成魚もこの色は中々珍しいと思いますよ。
アミチョウチョウウオ(右)は、以前に白地のアミメチョウチョウウオのところで名前が出て来ましたね。見ての通り黄色時に網目がこいつです。
今回の主任(取り)は、レモンブダイ
どうっていうことはないブダイですが、初物なのでここへ。
コクテンサザナミハギ,クマドリ,アカモンガラ,ミツボシクロスズメダイ,ミゾレチョウチョウウオ,ブラックマージンブルスアイ,タカサゴ,キハッソク,キンギョハナダイ,タレクチベラ,シロオビイソハゼ,クラベリナ・ロブスタ(ホヤ),ミニット・ファイルフィッシュ,ヤマブキハゼ,タテジマヘビギンポ,クロスジイソハゼ,ブダイ系幼魚,ソラスズメダイ,シコクスズメダイ,クロメガネスズメダイ,ルリホシスズメダイ,ホンソメワケベラ,ブチブダイ,インディアンダッシラス,ネッタイスズメダイ,オトメベラ,ツバメウオ,フタイロコバンハゼ,ヒメサンゴガニ,オニベラ雌など
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2012/6/5(火) フィリピンルソン島アニラオ4日目-ダイビング1本目
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-26
2012/6/5(火) フィリピンルソン島アニラオ4日目ダイビングはこの日の午前中でお終い、あと2本ですね。1本目:DEAD PALM Max24m 59分 狙いはピグミーシーホース。今回は見えるかな? 無事撮れました。一般的なピンクの奴です。ゆっくり撮れたのでマクロレンズをつけてみましたが、元のレンズが50mmマクロですからある程度近寄れるため、この大きさの被写体ではあまり効果が見られませんでしたね。もっと小さなもので、さらに焦点距離が短いものを使えば、もう少し効果が期待できるかもですね。
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-26T12:38:49+09:00
ダイビングはこの日の午前中でお終い、あと2本ですね。
1本目:DEAD PALM Max24m 59分
狙いはピグミーシーホース。今回は見えるかな?
無事撮れました。一般的なピンクの奴です。
ゆっくり撮れたのでマクロレンズをつけてみましたが、元のレンズが50mmマクロですからある程度近寄れるため、この大きさの被写体ではあまり効果が見られませんでしたね。もっと小さなもので、さらに焦点距離が短いものを使えば、もう少し効果が期待できるかもですね。
今回は、ほとんどピグミーのみといった感じで、あまり目新しいものには遭遇できませんでした。
ということで、ちょっとはまともに撮れたものでも紹介します。
砂地に顔を出していたのは、ゴールドスペックジョーフィッシュ(左)。こんな真っ黒な顔をしていますが、胴体は真っ白で黄色い横帯が数本。人によっては、こんな姿見たくなかったとなることもあるようです。
右はシロオビイソハゼ。どこにでもいる奴なのですが和名が付いたのは比較的最近です。
ヤマブキハゼとコシジロテッポウエビのペアが目につきました。何かそこらじゅうに居たような・・・。
定番のメラネシアンアンティアス(左)やスパインチークアネモネフィッシュ(右)
こいつも定番の、ソライロイボウミウシ。似たのも多いですけどね。
なぜこいつの写真が大きいかって?写真枚数の関係と、ただの気まぐれです。
後は、ミカドチョウチョウウオ(左)やナメラヤッコ(右)
最後に、珊瑚の上を通り抜けて行ったスズメダイがちょっと気になり撮ってみたのですが、アオバスズメダイの成魚(左)だと思うのですが、違うかな?何か気になる。そして右はオニベラです。似たような配色のベラがたくさんいますが、こいつはあまり撮った記憶がなく、結構追いかけたのですが、逃げ足が速くてなかなか・・・。
実は、今回久しぶりのダイビングで大きなミスをしていたのですが、その象徴的な写真が多く見られます。言い訳をさせてもらえれば、事前に伊豆でチェックしようと思っていたのですが、都合でこれが流れ、新しいストロボとの相性チャックがぶっつけ本番に。さらに故障上がりの体で、ついついカメラ操作をさぼった結果、遠くの写真が露出不足に。やはり、労を惜しんでは良い写真は撮れませんね。
ミゾレウミウシ,ネッタイスズメダイ,クロヘリイトヒキベラ,ルリホシスズメダイ,ソライロイボウミウシ,ギチベラ,クロオビスズメダイ,タレクチベラなど
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2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目-ダイビング4本目
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-25
2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目4本目:DAKIEDA Point Max17m 64分 狙いはニシキテグリとサンゴモエビspのはずでしたが、あまりの初物ラッシュで、目玉のはずの2種がかすんでしまいました。どれをメインにしようかと迷いましたが、やはり見栄えからこいつ、アカボシハナゴイ初めは1匹だけだったので慎重に撮っていたら、結構群れでたくさんいるんです。とはいえ、泳ぎ回る奴はやっぱり撮りづらいですね。 このポイント、今回のダイビングでも1,2を争う熱いポイントでした。だって、こんな浅いところにこんなに色々いるんですよ。
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-25T18:11:51+09:00
4本目:DAKIEDA Point Max17m 64分
狙いはニシキテグリとサンゴモエビspのはずでしたが、あまりの初物ラッシュで、目玉のはずの2種がかすんでしまいました。
どれをメインにしようかと迷いましたが、やはり見栄えからこいつ、アカボシハナゴイ
初めは1匹だけだったので慎重に撮っていたら、結構群れでたくさんいるんです。とはいえ、泳ぎ回る奴はやっぱり撮りづらいですね。
このポイント、今回のダイビングでも1,2を争う熱いポイントでした。
だって、こんな浅いところにこんなに色々いるんですよ。
初物がたくさんいるのですが、やはり初めから順番に行ってみましょう。
早速ですが、昨日はおなじウミアザミにはカニが居ましたが、本日はエビ。
キセニア・シュリンプ
正式には”ナガレモエビsp”らしいのですが、ウミアザミ(Xenia)に見事に擬態しています。
次はスミレナガハナダイ。左がオス、右がメスです。本来もっと深いところに居るのですが。
メスは他のハナダイ系に似ていますが、各鰭の縁の青色がポイント?
ちょっと窪んだところで、キャンディーケインドワーフゴビー(左)を発見。まあ、こちらの方では比較的見ますが配色が面白いのでついつい撮ってしまいます。で、右の奴アナモリチュウコシオリエビですが、実は撮った記憶がありません。
この写真、キャンディーを撮ったら、端にロボコンが・・・、実際には縁に隠れてまるで見えていなかったんです。
こいつは初物、というか目の前を通り過ぎる時、何か見覚えのないスズメダイだと思ってシャッターを切りました。写真を調べてみると、結論は”アルファスズメダイ” 。こいつももっと深めの種では?
特に側線が目立つのが気になって撮って見たんですよね。思いの外色味もきれいです。それにしても咄嗟に撮ったにしては、見事にバッチリ写りましたね。
続けて初物。インコハゼ属の1種(Exyrias akihito)。和名はないのですが、学名をよく見てもらうと何か気が付きませんか?天皇陛下のお名前が・・・。
一瞬オバケインコハゼを連想しました。調べると近似種ということらしいです。
ちょっと休憩、普通種にも目を向けてみましょう。
左:キイロイボウミウシ 右:ジュウモンジサラサハゼ
う~ん、要らなかったかな?
海の中では初物、トミニサージャンフィッシュ。
水族館では見たことがあり、見つけたときは「トミニだトミニだ初物だ」と唱えながら追いかけていました。他の人は全然興味なかったようですけど・・・。
この辺りで、枝サンゴの広がる場所にカラフルな魚たちが乱舞していました。目的はこの珊瑚の間なのですが、それ以上に上の景色が衝撃的で、アカボシハナゴイを撮るのにしばし夢中に。なんたって、こんなに浅いところに、こんなにいるとは思いもしませんでしたからね。
他にも、ユカタハタの幼魚(左)がそーっと顔を出したり、アンボンスズメダイ(右)他色々なスズメダイが乱舞していました。
ふと足元を見下すと、ん、こいつは、ミスジアカヒレイシモチですよね。
このテンジクダイ、最近こいつの幼魚の写真で色々迷ってこいつに行きついたことがあり、見つけた瞬間、「あ、こいつは」と思いました。結構大きいんのに驚きましたけど。成魚としては初物です。
やっと目的の奴らに到着。もう、終りに近いんですけどね。
左がニシキテグリ、右がサンゴモエビ属の一種です。
目的という割に扱いが小さいのですが、まあ、初物というわけではないので、この展開では仕方がありませんね。
最後に、こいつ。日中はほとんど外に出てきてくれないので、この写真もかなり無理やり撮りました。
ホソスジナミダテンジクダイだと思うのですが、ナミダテンジクダイとの区別が今一つ。いつも迷っています。
メラネシアンアンティアス,ヒメニセモチノウオ,ウミアザミ,キンセンハゼ,ニチリンダテハゼ,ミスジアオイロウミウシ,カタボシオオモンハゼ,クロヘリイトヒキベラ,ヤライイシモチ,クロオビスズメダイ,ヒラテンジクダイ,ラボックスラス,パープルビューティーなど
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2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目-ダイビング3本目
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-24
2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目3本目:KOALA Point Max32m 55分 今回はホタテツノハゼ狙い。こいつらも2か所に居るようです。 どちらもペアで、1匹はすぐに引っ込んじゃった。
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-24T19:32:46+09:00
3本目:KOALA Point Max32m 55分
今回はホタテツノハゼ狙い。こいつらも2か所に居るようです。
どちらもペアで、1匹はすぐに引っ込んじゃった。
最初が最深部なので、徐々に水深を上げていくよ。
左は、赤いワカヨウジ、こいつとは結構深いところで会う気がする。あ、イトヒキヨウジかもしれないんだけど、この写真からじゃ判別できないんだよね。右はオジロバラハタ。
コブシメの若い個体。縁の青が鮮やかに光っているよ。
左:ニジハタ 右:ハタタテハゼ どちらも普通種で、あまり写真を撮らなくなっちゃったな。
だいぶ水深が浅くなってきたよ。大きな海綿を覗きこむと、
左:サクラコシオリエビ。旧ピンクスクワットロブスター。やっと和名がついたんだ。
右:ヘリゴイシウツボ。 微妙。臆病なのか、攻撃的なのか?
青地に黄色い縁や黒線があるウミウシは、似たようなのが多くて困る。
左:アンナウミウシ 右:コールマンウミウシ
こいつはコクテンサザナミハギ。ごく普通種なのだが、こうして撮ると結構きれいだと思わない?
あとはこんなの
左:オイランヨウジ 右:クロスジイソハゼ
左:ニシキカワハギ 右:メラネシアンアンティアス
今回はどちらかというと普通種が多くて、あまり目新しいのはいなかったね。
シマウミスズメ,ホンソメワケベラ,ゴマハギ,ミツボシクロスズメダイ,セジロクマノミ,ツユベラyg,ニセモンツキスズメダイyg?,アラレキンチャクフグ,ニチリンダテハゼ,ミナミフトスジイシモチ,キンギョハナダイ,ニセモンツキスズメダイ,アカフチリュウグウウミウシ,デバスズメダイ,タイワンカマス,ルリホシスズメダイ,ヤリカタギ
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2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目-ダイビング2本目
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-23-1
2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目2本目は、Coconats Point Max18m 60分 目的はヘアリー。砂地だ砂地だ!! 目的達成、ヘアリーカエルアンコウです2匹目なのか?同じ場所に戻ってきただけなのか?分類的には普通のカエルアンコウとされているのですが、やけに大きいエスカとか違わない??
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-23T13:12:10+09:00
2本目は、Coconats Point Max18m 60分
目的はヘアリー。砂地だ砂地だ!!
目的達成、ヘアリーカエルアンコウです
2匹目なのか?同じ場所に戻ってきただけなのか?
分類的には普通のカエルアンコウとされているのですが、やけに大きいエスカとか違わない??
砂地ですから、やはりこういった連中が
左:アカオニガゼに難癖をつけている(としか見えない)オオウミウマ
右:日光浴(?)しているようなツッパリ君(ツマジロオコゼ)
左:「隠れ家は鉄製で丈夫な家が良い?」ミジンベニハゼのペア。上はがら空きだけど・・・
右:「やはり隠れ家は入り口が狭い方がね」とオドリカクレエビ。家が引っ込むと追い出されちゃうんだけどね
危ないときは砂に潜れば良いじゃないかという意見も
左:ハゲヒラベラの幼魚 右:ウナギギンポ(体はこんな感じです。砂ではなく、穴に潜るんですけどね)
左:マルハナシャコ 右:モンハナシャコ
僕らは物陰でじっとしているのがやっとなんですという
左:イロカエルアンコウ 右:ブラウンバンデッドドティーバック
ところで、初物なのですが、あまりジミなのでこんなに後ろになっちゃいました
クロスジアメフラシ:7-8匹が群れていました
よーく見れば、半透明の地に黒い細線が走り、ところどころ黄色に囲まれた青い眼状斑が散在するそれなりのフォルムなのですが・・・
こちらの真っ黒なのは、クロコハゼの一種。これも初物でした
初めは、あまりに逃げないのでカゴシマオコゼ系だとばかり思っていましたが、頭部がやけに丸っこいし、な~んか違うなと調べていくと・・・
ここの締めに来たのはサラサハゼなのですが、
左は普通のサラサハゼです、右は偉そうな名前のスフィンクスサラサハゼ。第一背鰭が四角いのと、やはり名前の通りやけに立派?
ミヤコイシモチ,モルッカンカーディナルフィッシュ,アジアコショウダイyg,ミジンベニハゼ,メガネハギ,ブラックバンデッドデモイゼル,ミナミホタテウミヘビ,コンゴウフグyg,ソウシハギ,キヘリモンガラyg,ケショウハゼ
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2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目-ダイビング1本目
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-23
2012/6/4(月) フィリピンルソン島アニラオ3日目台風が北東へ移動して行き影響がほとんどなくなったため、海も落ち着き今日からは普通にリゾート前から乗船。1本目は昨日失敗したリベンジでKirby's Rockへ。スジクロユリハゼも撮り直しできるかな。 1本目:Kirby's Rock Max40m 55分 今回は寄り道せずアケボノハゼに直行かなり深いです。2匹いましたよ。最近は良くお目見えするので、今一つ新鮮味に欠けるかな~。残念ながらスジクロによる余裕はありませんでした
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-23T12:29:21+09:00
台風が北東へ移動して行き影響がほとんどなくなったため、海も落ち着き今日からは普通にリゾート前から乗船。1本目は昨日失敗したリベンジでKirby's Rockへ。スジクロユリハゼも撮り直しできるかな。
1本目:Kirby's Rock Max40m 55分
今回は寄り道せずアケボノハゼに直行
かなり深いです。2匹いましたよ。最近は良くお目見えするので、今一つ新鮮味に欠けるかな~。
残念ながらスジクロによる余裕はありませんでした
最初が深かったので、行きも帰りもほとんど脇目も振らずに進行します。
途中、ルソンハナダイ(左)やロブストキューカンバ(右)など、もう少しじっくり撮りたかったんですけどね。
あ、右の黄色いのはナマコです。ウミウシに擬態しているのではと思われます。
次に行ったのが、ピグミーシーホース
滅茶苦茶小さい肉眼では見えてなかったんです
下手な鉄砲も数打ちゃあたる・・・ですね
垂直な崖の途中にも色々引っかかっている奴らがいます
こいつなんか逆さま、シロクマことクマドリカエルアンコウの白(左)やサビウツボ(右)
こういう場所はウミウシも多いですよね
キカモヨウウミウシ(左)、ダイアナウミウシ(右)は二匹居ますよね・・・
セグロリュウグウウミウシ(左)やムカデミノウミウシ(右)はもう今更っていう感じですね
ゴロタへ来ると、ニシキカワハギ(左)やミスジアオイロウミウシ(右)
イシヨウジ(左)、右のヨツメトラギスの雌はちょっと迷っいました。雄はすぐにわかるけどこいつはね?
こいつはちょっとしたスターの麿君
まあ、ハナビラクマノミなんですけど、やはり”麿”という名がぴったりだと思います。
ここで初物タリンガ・ハルゲルダ
初物なのにちゃんと撮り損ねたんですよね。実はイシヨウジの脇に偶然写っていました。
締めはキンチャクガニ。今まではめちゃ小さいのが多かったんですが、こいつは結構大きい。
カニハサミイソギンチャクを振り回すダンスは有名!!
別に踊っているわけではなく、あくまでも威嚇なんですけどね
ハタタテハゼ,ヒマワリスズメダイ,キンギョハナダイ,アカモンガラ,ホワイトラインピグミーゴビー,ナメラヤッコ,ニセネッタイスズメダイ,ルリメイシガキスズメダイ,チャコールダムゼル,アクシルスポットラスなど
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2012/6/3(日) フィリピンルソン島アニラオ2日目-ダイビング4本目
https://kaeruanko.blog.ss-blog.jp/2012-09-22
2012/6/3(日) フィリピンルソン島アニラオ2日目4本目:Secret Bay Max18m 60分 浅い砂泥底のビーチ。しかし、ここが本当に驚きのSecret居るは居るは、初物、珍種のオンパレード。マクロ派にはたまらない至極の地ですね。まずは潜ってすぐ、まだ水深10mにも行かないところから、砂地にニョキニョキチンアナゴに交じって、ホワイトスポッテッドガーデンイールが。
ダイビング フィリピンアニラオ
ryo
2012-09-22T12:25:12+09:00
4本目:Secret Bay Max18m 60分
浅い砂泥底のビーチ。しかし、ここが本当に驚きのSecret
居るは居るは、初物、珍種のオンパレード。
マクロ派にはたまらない至極の地ですね。
まずは潜ってすぐ、まだ水深10mにも行かないところから、砂地にニョキニョキ
チンアナゴに交じって、ホワイトスポッテッドガーデンイールが。
ここから初物尽くし、
まずは、フトガヤウミウシ:青い体色と背側突起先端の黄色点がきれい
配色についてはかなり変異があるらしいです。たまたま黄色い部分が目に見えて、かなりユニークな顔?
こいつの写真を見ていて、周りのフトガヤに何か違和感を感じていましたが、実は、
カゲロウカクレエビが隠れていたんですね。伊豆でも居る居ると言われていましたが、全然見ることが出来なかった奴です。こんなところで会えるとは!
砂泥の隙間にはまり込んでいるのは、伊豆でも見るホシハゼのようですが、これはヤノウキホシハゼのようです
本来ホバリングする姿が図鑑に載っていますが、浅場ではこういう状態も多いらしいです。今回、水深40m辺りでも見られており、こちらでは浅場から深場まで広く分布。
甲殻類も豊富で、ウミアザミにはツヤトサカガザミ(キセニア・スイミングクラブ)
白い体に、背面の数本の茶色い筋が目印。
続いて、Tさんが見つけてきた赤い塊は、マルコブカラッパ
背中のコブと、眼の間の触角の色が決めてに。
まだまだ他にも、
イイダコの仲間だと思われる小型のタコ ミノウミウシの一種のフィロデスミウム・クリプティクム
コシオリエビ属の一種やニセツノヒラムシ属の一種と思われますが、情報不足
本当に贅沢ですね。
でも、まだまだ、ここからはあまり見かけないのや、ついつい撮ってしまう奴ら。
ゴルゴニアンシュリンプとニシキフウライウオ
全然違う生物なのですが、同じような環境に同じような隠れ方。何か親戚のような・・・。
次はアイドル系、
イバラタツ:このトゲトゲが魅力? イロカエルアンコウ:定番ですね
ややマニアックなところで、
ハワイトラギス:ちょっとおしゃれなトラギス ウナギギンポ:ウナギ?ギンポ?
ところで、こいつなのですが、一応キヘリモンガラの幼魚としてみました
キヘリモンガラとゴマモンガラの幼魚は、調べる文献によってまるで逆の印象を受けます。で、いろいろ資料を探していると、どうやら大きさと模様の関係があるようです。幼魚の鞍状斑は、目の部分,第1背鰭,第2背鰭の3か所にありますが、5cmほどの個体では、キヘリモンガラの方が範囲が広く、特に一番後ろの鞍状斑は胴体の下まで繋がっています。ところが写真を並べてみると、これから大きくなるにつれ、キヘリモンガラの方は徐々に斑紋が薄れ、逆にゴマモンガラの方は斑紋が広がっていく傾向がある様に見えます。10cmほどの個体では、ゴマモンガラの後ろの斑紋が胴体の下まで伸び、真ん中の斑紋が薄れてくるようです。ここで、ちょっと問題が、キヘリモンガラの10cmほどの個体の写真が無いため自信はないのですが、ちょうどこの辺りの両者はほぼ同じような外観になるのでは?実際、新江ノ島水族館のキヘリモンガラは、最近のネット写真を見る限り、ゴマモンガラの疑いが強い気がします。
ガンガゼに守られて生活する奴らも、
マジマクロイシモチだと思います その名もガンガゼカクレエビ
甲殻類も絶好の被写体です
オドリカクレエビやヒトデヤドリエビ
サンゴガニは抱卵中のようです コマチコシオリエビは宿主に擬態して白黒や焦茶と忙しい
最後はトゲダルマガレイ:今回は特徴がよく写っていると思います
決して珍しいわけではないのですが、つい追いかけたくなってしまいます。
いや~、本当にここは楽しいですね。何回でも潜りたくなるところです。
まだまだ未知の出会いがたくさん期待でき、病み付きになりそうです。
シンジュタマガシラyg,ヒメサンゴガニ,コウライトラギス,ヒメサツマカサゴ,シマヒメヤマノカミなど
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