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2008/7/12(土) IOPダイビング1本目 [ダイビング 東伊豆]

2008/7/12(土)はIOPで2ビーチダイビング。

先週は金曜が透明度回復で期待されたにもかかわらず、土曜は撃沈しました。
今週も金曜は透明度アップ、はたして週末やいかに、という展開。
で、結果は、多少ゴミは目立つものの、かなり回復していることは確かです。
このまま回復して行ってほしいものですね。

気温は30度越え、天気はどピーカン、海はベタベタ、道路はガラガラと絶好のシチュエーション。
エントリー口も改修され、EN-EXが広くなり大幅改善です。
080712-01.jpg
さあ、本格シーズンの幕開けですよ。

外は真夏の太陽がギラギラと照りつけ、準備だけで汗だく。表層の水温は20度以上はあったと思いますが、エントリー直後の水の冷たさが気持ち良いです。ここで大事なのは透明度、水中を覗くと見えてはいるのですが、なにやらユラユラ。目がおかしくなったのか?ってそうではなく、水面下3mほどでサーモクラインが起こっているんですね。つまりすぐ下に冷たい潮が入っているって事です。透明度は期待できますよね。

現実は、見えてはいるものの浮遊物が多く白濁状態。それでも前回に比べれば格段の差ですけどね。これなら2の根まで行って楽しめるかもと移動を開始です。
中層ではマアジとイサキの群れがすれ違い[Photo2]、ネンブツダイやキンギョハナダイも沢山群れています。
1の根を超え、2の根方面に進むのですが、今回は冷たい潮が入っている割には、下の方が今一つ。白く霞がかかったような状態で、このまま進んでもあまり期待できそうに無いので、行くのを断念。クエ穴方面に引き返しました。

まずは最近人気のダンゴウオ君を探すことにします。といってもそう簡単には見つかってくれません。大体の場所は分かっているんですけどね。
赤い色は全然見つからず、やたらに青い色の奴らが見つかります。特にこのアオウミウシ[Photo3]。見事なほどそこらじゅうにボロボロと。こいつは特にでかかったので、ついつい撮ってしまいました。

そしてこっちの青いのは?サメジマオトメウミウシ[Photo4]ですね。オトメウミウシの仲間としては比較的一般的だそうですが、僕個人ではあまり見た記憶はありません。まあ、興味の問題と、大きさの問題がありますから、見ていないと言うより、見えていないというのが正解だと思います。
ちょっとここでカメラのセッティングを確認することに。まずは近づいて撮ると予想通りストロボが蹴られます。そこでライトで撮ると、やけに暗い。絞り優先でF8にしてストロボを強制にしていることが原因のようです。ストロボを未発光にするとちゃんと撮れます。プログラムモードにするかストロボを切る必要があるんですね。

次のミナミゴンベ[Photo5]は、その大きさから少し離れて撮るので、ストロボを強制発光に戻しました。結局、条件に合わせてその都度調整が必要ということですね。普段はプログラムのオートにしておき、必要に応じて絞り優先を使う方が良いようです。
それにしてもこのミナミゴンベはいつもこの辺に居ますよね。ここがテリトリーなんですね、きっと。

ダンゴ君はちょっと諦めて深場に行くと、カイメンの中でベニカエルアンコウ[Photo6]を発見。頭を先に突っ込んでさらに隠れようとしており、全然こちらを向けてくれません。かなりシャイなようです。

さらに深場では、例のムチカラマツにビシャモンエビ[Photo7]がいます。おや、以前は2匹居たのですが、今日はどうやら雄の方1匹だけみたいです。
今回は被写界深度が欲しいので絞り優先で行きます。ライトで撮るってことですが、ここで大失敗。この設定だとシャッタースピードが落ちるんですよね。つまり、こういう揺れる被写体の場合はストロボで撮った方がいいんです。こうなるとディフューザーを付けなかった事が後悔されます。あぁ、また堂々巡りに陥ってますよ。
結局、被写界深度を追い求めて手振れしてちゃ本末転倒ですよね。

再び上の方に戻ってダンゴ君を捜索。居ましたよ、もっと奥の方だったんですね。しかも彼(彼女?)、向こう向いちゃってます[Photo8]。これまでにもかなりの人が見に来ているようで、かなり迷惑そうです。
でも、本来ならもっと早くにどこかに行ってしまうはずなのに、この時期にも見られるってことが人気の秘密ですから、もうしばらくは賑やかな生活が続くと思いますよ。

何とかダンゴ君にも会えたので、後姿でも良しとしてそろそろ戻りましょうか。あまりノンビリしていると空気がなくなっちゃいますからね。
1の根を超えると、さすがに少し水温が上がってきますよね。
おや、こんなところにムラソイ[Photo9]がへばり付いています。そういえばこいつ、いつもこの辺で見かけますよね。この辺りが縄張りなんですかね。
IOPは、結構こういう住み分けがハッキリしてますよね。確かに、この辺りは釣り船も入ってこないですから、長老が多いのかもしれません。(勝手に納得)

安全停止中の散策も楽しい時間ですが、今回はあまり収穫はありません。メイチダイ[Photo10]が1匹目の前を通り過ぎて行きました。こいつの筋は出し入れ自由なので、筋を出していないと一瞬なんだか分からないんです。でも、このくらいの大きさだと出たままなので分かりやすいですね。

おやおや、ここの岩もアオウミウシに占領されていますね。こっちでは格闘中[Photo11]?もちろん皆さんにはもう説明は要りませんよね。

新しくなったエキジットは、かなり手前からスロープが固められています。これなら随分楽に上がれますよね。
でも浅場の魚が見られないのはちょっと残念な気もします。巣を追われた奴らも多いのでは?
と、勝手なことを言い出して、人間って本当に我がままですよね。
Photo2 イサキとマアジ
080712-02.jpg
Photo3 アオウミウシ
Hypselodoris festiva
080712-03.jpg
Photo4 サメジマオトメウミウシ
Dermatobranchus striatellus
080712-04.jpg
Photo5 ミナミゴンベ
Cirrhitichthys aprinus
080712-05.jpg
Photo6 ベニカエルアンコウ
Antennarius nummifer
080712-06.jpg
Photo7 ビシャモンエビ
Miropandalus hardingi
080712-07.jpg
Photo8 ダンゴウオ
Lethotremus awae
080712-08.jpg
Photo9 ムラソイ
Sabastes pachycephalus
080712-09.jpg
Photo10 メイチダイ
Gymnocranius griseus
080712-10.jpg
Photo11 アオウミウシ
Hypselodoris festiva
080712-11.jpg

2本目はジョー狙いで、出来ればもう一度、ダンゴ君の正面ショットが欲しいですよね。


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やまちん

コメント拝読いたしました。ありがとうございます。
スロープが整備されて便利になったようですね。
わたしがIOPに行ったのは1990年10月が最後になってました・・・。
わたしはワイドから接写まで、単焦点レンズを使ってます。
ryoさんはズームに何を使われるのでしょうか?
参考にさせていただきまので、レポートを楽しみにしています!

by やまちん (2008-07-17 00:27) 

ryo

>やまちんさん、こんばんは。

1990年!かなりのベテランさんなんですね。
当時はまだ、あまり環境も整っておらず、色々な意味でアドベンチャーだったと聞いています。すごいですよね。

ところでデジイチですが、私の場合、
お金が無い
大きいと邪魔
何でも片っ端から撮りたい
その上で、一眼の感覚で撮りたい
ということから、OlympusのE-410をやや大きめのコンデジの様に使っています。
現在は単焦点の35mmマクロのみで撮っていますが、大きな魚などは撮りにくいので、標準のズーム(14-42mm)を持ち込みたいんです。
最短で28mm(レンズ先端から15cm)程度まで寄れ、テレ側で名刺大まで拡大できます。アポロ工央という会社でギリギリ小さいポートとマクロフィルター用のアダプターが出ているので、これを改良(アダプターを利用し蓋と兼用に)してマクロ側をカバーするつもりです。
by ryo (2008-07-17 19:33) 

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