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2008/7/5(土) 川奈ビーチダイビング2本目 [ダイビング 東伊豆]

2008/7/5(土)は、東伊豆川奈で2ビーチダイビングの2本目です。

潮が思い切り引いています。
これから満ち始めれば、少しは綺麗な潮が入ってくれるのでしょうか?

今日はタナバタにも近く、ちょくちょくタナバタウオが姿を現します。(関係あるのか?)
残念ながらすぐに隠れてしまうので、中々写真には写ってはくれないんですけどね。
それでも、むりやり撮った一枚からスタート。(実際はエキジット時の写真です。)

Photo1 タナバタウオ Plesiops coeruleolineatus
080705_s024.jpg

エントリー直後、白濁が進んでいるような・・・。ほら、写真もこんなに白っぽいです。
これは、”アナハゼ”[Photo2]ですよね。でも白いのは別の原因、ガラスが曇っている???ちゃんと冷やしておいたはずなんですけど・・・。
どうやら原因はカメラ水槽の水温。ずっと日に当たっていたので水温が上がっちゃってるんですね。本来なら綺麗な水を循環させて、いつも水温は低いはずですが、誰かがホースを外したまま・・・。ハウジングの中の空気が温まっちゃっているので、海に入って急激に冷えて結露、やっちまったぜ。しかも、今回シリカゲルの入れ忘れも発覚。入っていれば、少しくらいはカバーできたはずなのに・・・。

とりあえず応急処置で、ガラス面に手を当てて暖めます。そうすれば、一時的には結露が消えるはずです。結局また冷えると出てくるのであくまでも応急処置ですけどね。
そこで撮ったのがこれ、[Photo3]。一時的に曇りは消えています。でも、実はなんだか不明。生物のようにも見えるんですけど・・・。

ちょっと深場に用事があり、岩の上のほう(-10m)を移動します。冷たい水が上がってきたようで、透明度も若干UP。しかし、曇りには追い討ちです。結局また結露です。
岩の間に”ムスメウシノシタ”[Photo4]発見です。先程より黒いのは環境のせいでしょう。曇りの影響を小さくするため、思い切り寄りました。しかし、寄りすぎてストロボもピントも大外れです。でも逆に、髭面のような変わった風貌を激写です。

少し上のほうは暖かいのですが、透明度は最悪です。突然目の前をカンパチの群れが通り過ぎていきました。めくらうちをしたのですが、ピントが合わなかったのでしょう、シャッターが下りませんでした。しかし、一度冷え切った後、また暖まったおかげで、ハウジングの曇りは消えたようです。
目的のものが見つかったようです。水深はそれほどでもありませんね(-15m)。”アカホシカクレエビ”[Photo5]が、グビジンイソギンチャクの端の方でスウィングしています。どうやら抱卵しているようですよ。

ここから戻って、産卵礁の方へ行って見ます。少しずつ浅い方へ行くのでまた暖かくなると思いきや、一向に暖かくなりません。どうやら冷たい潮が上がってきているのは確かです。その割には思ったほど透明度が上がらないのがちょっと悔しいですね。
黄色いのが一匹、”キンチャクダイ”[Photo6]ですね。何か久し振りに撮っちゃいました。

正面に何やら大きな木のようなものが・・・、どうやらタナバタの飾り付け[Photo7]ですね。大きな竹が産卵礁の脇に立っています。枝には大きめの木片に願い事がかかれ、太い紐でぶら下がっています。
透明度が良い青い海で見たなら、結構感動ものなのかなと思いますが、今回はシチュエーションが悪すぎましたね。まるで柳の木が薄暗い海の中にボーっと立っているような・・・、正直、お世辞にも綺麗とは言い難く、むしろ寒々としてちょっと怖かったです。

産卵礁には、ハッチアウト間近のアオリイカの卵が見られますが、もう時期的に遅いのでしょうか、産卵に来るアオリイカには合いませんでした。
周辺の砂地では、最近ここで良く見る”ニシキハゼ”[Photo8]が。砂をかき分け餌を探しているようです。前回からこいつは今一色が出ません。デジイチには苦手な条件のようですね。今度ホワイトバランスを調整してみる必要がありそうですよね。

砂地に咲く花、”ムラサキハナギンチャク”[Photo9]です。もちろん花ではなく、動物ですから移動するんですよね。(恥かしながら最近知ったんです・・・。)
前回は似たようなところでタツノイトコらしき影が見えました。色んなものが潜んでいる可能性があるので、ちょっと探してみたのですが、今回は残念ながら何も出てきませんでした。

このあたりに、黄色いカエルアンコウのおチビさんが居るという情報があり、しばらく散策します。結構ウロウロと探し回ったのですが、見つけられませんでした。どこか散歩にでも行ってしまったのでしょうか。
良く見かけたのが”イボガザミ”[Photo10]です。海が暗いせいでしょうか、全身を出して餌を探しているようです。1匹目はやけに動きが鈍いです。もしかして何かにやられたのでしょうか、生きているとは思うのですがほとんど動きません。2匹目はカメラを向けると徐々に砂の中に後退していきました。こっちが正常な反応ですよね。

ここは結構浅場のはずなのですが、水温はちょっと低めです。ここまで冷たい潮が上がって来たのでしょう。そろそろ冷えてきました。
捜索を打ち切り帰ろうとした時、ちょっと気になったのがこいつです。フチドリカワハギのように感じたのですが、後で確認すると”アミメハギ”[Photo11]のようですね。良く見ているやつなんですが、緑色に騙されました。

後はおとなしく帰路に着くだけです。安全停止中の被写体はこちら、”アカイソハゼ”[Photo12]。かなりパンパンに膨れているような感じです。頭部の黄色や胸鰭の水色は、婚姻色が少し出ているように思います。やる気満々って感じですよね。

そして、今日最後は、本日のメイン”タナバタウオ”。1本目から何度もこの浅場で目撃されているのですが、中々写真を撮らせてくれません。最初は結構広いところで日向ぼっこのように居るのですが、一人目が撮った途端に岩の下へ雲隠れです。それでも今回は岩の隙間から見え隠れするので、しつこく粘ってみました。
ですが、いかんせん条件が悪いです。少し揺れがあり、思ったより浮遊物が激しく舞うんです。又、太陽の光が差し込むため、ライトが負けて目標にピントが合ってくれません。何度も何度も空振りしながら撮り続け、輪郭だけは捉えた[Photo13]のですが、とてもまともな写真とは・・・。

そのうち、ついにはこんな奴が、”オハグロベラ”の超どアップ[Photo14]。写りたがりの極め付けですね。何故かこういうときはピントが合うんですよ。
まだまだ諦められません。そうこうしているうちにやっと撮れたのがトップの一枚[Photo1]、正面ショットです。でもこれ被写界深度が浅く、本当に頭部だけしかピントが合っていません。ここではたと(実は後でですが)、これだけ近くから撮るんなら、絞り優先でいいんですよね。完全に設定を忘れてます・・・orz。

さらに、最後の最後、エキジット寸前で日向ぼっこのタナバタウオを発見。カメラをしまった後だったので、見ているうちにドンドン逃げて・・・。今日はここまで落ちがつくんですね。
Photo2 アナハゼ
Pseudoblennius percoides
080705_s011.jpg
Photo3 不明
080705_s012.jpg
Photo4 ムスメウシノシタ
Parachirus sp.
080705_s013.jpg
Photo5 アカホシカクレエビ
Periclimenes sp.
080705_s014.jpg
Photo6 キンチャクダイ
Chaetodontoplus septentrionalis
080705_s015.jpg
Photo7 タナバタ飾り
080705_s016.jpg
Photo8 ニシキハゼ
Pterogobius virgo
080705_s017.jpg
Photo9 ムラサキハナギンチャク
Cerianthus filiformis
080705_s018.jpg
Photo10 イボガザミ
Portunus haani
080705_s019.jpg
Photo11 アミメハギ
Rudarius ercodes
080705_s020.jpg
Photo12 アカイソハゼ
Eviota sp.
080705_s021.jpg
Photo13 タナバタウオ
Plesiops coeruleolineatus
080705_s022.jpg
Photo14 オハグロベラ
Pteragogus flagellifer
080705_s023.jpg


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