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2008/7/12(土) IOPダイビング2本目 [ダイビング 東伊豆]

2008/7/12(土)はIOPで2ビーチダイビング。2本目です。

1本目の散策の結果、浮遊物が多く深場は思ったほど透明度が良くなかったので、2本目は砂地のジョーから入り、もう一度ダンゴ君を撮りに行くことにしました。

ところで、最初の写真はやはりインパクトが大事。
ということで、1の根先端のカイメンの間から顔を出した彼にご登場を願いました。

新聞屋:「だんな、新聞とってくださいよ!」
彼:「え、新聞、間に合ってるよ!!」
新聞屋:「でも、一ヶ月だけでもお願いしますよ」
彼:「だめだめ、そんな余裕がありゃこんな生活してね~よ」

って、なんか切実な会話になっちゃいました。(実話じゃありま・・・。あれ本当か?)
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エントリーして駆け上がり方面へ進みます。ドロップオフ辺りでは透明度もマアマアで、色んな魚が泳ぎまわっています。
その中にはこんなの[Photo2]も。どう見てもコウイカ系ですが、下は岩場だし”ボウズコウイカ”の方だとは思いますが、この角度からじゃ分かりませんね。
それにしても、こんな高い位置まで上がってきてランデブー(もう1匹居ました)とは、デートの最中でしょうか?
「素敵な眺めでも見に行こうよ」なんちゃって。

周りを見ると、1本目より大き目の”マアジ”の群れです。今一つ統率が取れておらず、行動がバラバラです。大きくなるってことはそれだけ自我が芽生えるってことでしょうか???
ところで、この画像は、かなりアオ系に、そしてコントラストも強く補正してあります。一応これだけ写っているのですから透明度も悪くは無いのですが、白濁感も感じていただけるのではないかと思います。

砂地に下りてジョーのところへ。今日は訪問客が多いせいでしょうが、あまり顔を出してくれません。しばらく粘っていると、側にあるちょっと大きめの赤い石の前にちらちら動くものが視界に入りました。
よ~く見ると、白い細い体をクネクネと激しく振っている小さな魚[Photo4]です。その行動から”アジアコショウダイの幼魚”を連想しましたが、今一つ自信が持てず、とりあえず写真を撮って後で確認することにしました。
やはり、ビンゴです。”アジアコショウダイ”の超幼魚(1cm)でした。体色を白と書きましたが、図鑑によると黒に白い斑点が7つあるということで、これは斑点の方が大きいためこんな色になっているんですね。貴重なものが撮れました。

ジョーの方へ戻ると、状況は相変らずです。が、見ていると、ときたま大きく跳ね出すときがあります。どうやら巣から砂を吐き出しているようです。
しばらく待って、やっとこの瞬間を捉えることが出来ました[Photo5]。柄から見ると、去年と同じ”ニラミアマダイ”のようですね。
まあ、何とか目的のジョーの写真が撮れたので良しとしましょう。ある意味貴重な写真が続けて撮れたとも言えますしね。

すぐ脇の産卵礁はもうかなり朽ち果てていますね。アオリイカの姿は見られず、キュウセンやスズメダイたちが隠れ家にしているようです。
そのさらに脇には、新調されたポストがあります。撮ったのは良いんですが、通り過ぎてしまった為、こちらからは裏側しか見えません。手紙の取り出し口が写っています[Photo6]。たまたま、支柱のところにスズメダイが重なって写っており、こちらを撮ったことにでもしておきましょう。(ここでばらしちゃ何の意味もありませんが・・・)

砂地を1の根の方へ移動します。うちのガイドが言うには、この辺りは一定の法則があり、こちらから”ホホジロゴマウミヘビ”,”ホタテウミヘビ”,”ハナアナゴ”の順に住み分けしているそうです。ま、ここ最近の話だけかもしれませんがね。
初めの”ホホジロゴマウミヘビ”[Photo7]は、ウミヘビの中でも特に神経質な奴で、近づくとすぐに引っ込んでしまいます。それでも今回は結構寄らせてくれました。カメラを覗いたまま寄るのがちょっとしたコツです。
近似種で頬に白点の無いゴマウミヘビはもっと神経質ということで、実際まだお目にかかったことがありません。

2番目は”ホタテウミヘビ”[Photo8]です。逆にこいつは一番図太い部類です。ちょっとやそっとのことじゃ引っ込みません。良くエビにクリーニングをしてもらって居たりしますよね。
たまに全身を出して泳いでいることがあります。初めのころは何が泳いでいるのか良く分からなかったんですが、体は白っぽく、頭部が膨らんでいる印象からこいつだと分かります。出ているところだけだととても想像出来ないですもんね。

話の流れから行けば、ここでハナアナゴが登場するはずですが、ガイドは見たそうですが僕は飛ばしてしまいました。可愛そうですが、あまり珍しくも無いですから・・・。
きっと、こっち、”マダイ”[Photo9]を撮っていたんだと思います。珍しく無いっちゃーこちらも同じようなもんですけど・・・。
大きめ奴はここいらの主だと思います。いつもユックリと目の前を泳いで行きます。1本目のときにも書きましたが、この辺は漁が行われない場所なので、長生きしている奴らがうまく住み分けているという気がします。

1の根先端では、今回トップの写真の彼が待っていました。初めは、Tさんがこのカイメンの裏の方を撮っていたので、何が居るのかと見に行ったら彼と鉢合せしました。てっきりTさんが見つけたものと思っていたのですが、上がってから聞いてみると別のものを撮っていたらしいです。っていうことは、発見者は僕だったんですね。
正面顔は中々ふてぶてしかったですが、上から見るとこんな感じです[Photo10]。屋根の無い家ですね。

いつもここにいる”オルトマンワラエビ”を見てみると、今回はペアになっていました[Photo11]。まぁ、以前から数匹いたような記憶があるので、たまたま近くにいただけかもしれませんが、少しは絵になるかもと撮ってみました。

さあ、やっと2つ目の目的地です。さっきはお尻を向けて無視していた彼はどうでしょうか?
お、今回はちょっと愛想が良くなっているようですよ。角度が90度ほどずれて横向きになっています[Photo12]。少し機嫌が直ってきたんですかね。(何の機嫌だ?)
それにしても一度見つかっちゃうと、今日は一日中見物客が絶えないことでしょうね。ご苦労様です。頑張ってね。

これで一応目的は果たしましたから、後はユックリ帰ることにしましょう。
帰り道は、1の根のトップを通過です。ここは以前カエルアンコウ系が数匹たむろしていた場所です。以前ベニカエルアンコウがいたカイメンの隙間から、まだ本当に小さいウツボが顔を出しました。カメラを向けると、あれあれ、引っ込んじゃいましたよ。臆病ですね。普通はちょっと位は威嚇してくるんですけどね~。
そしてこちらは”トラウツボ”[Photo13]です。先週の川奈では見なかったのですが、ここでは沢山見ますね。意識していなかっただけだとは思いますけど。
Photo2 コウイカ属
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Photo3 マアジの群れ
Trachurus japonicus
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Photo4 アジアコショウダイの超yg
Plectorhinchus picus
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Photo5 ニラミアマダイ
Opisthognathus iyonis
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Photo6 スズメダイ&ポスト
Chromis notata
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Photo7 ホホジロゴマウミヘビ
Apterichtus flavicaudus
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Photo8 ホタテウミヘビ
Pisodonophis zophistius
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Photo9 マダイ
Pagrus major
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Photo10 ベニカエルアンコウ
Antennarius nummifer
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Photo11 オルトマンワラエビ
Chirostylus ortmanni
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Photo12 ダンゴウオ
Lethotremus awae
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Photo13 トラウツボ
Muraena pardalis
080712-23.jpg

エキジット寸前の浅場では、カゴカキダイのチビが目立ちました。成魚と比べると縦に押しつぶされたように長めで、模様も少し違います。写真を撮ろうとチャレンジしたのですが、チョロチョロと動き回りピントが合いませんでした。ピンボケだらけなので今回は写真は無しです。

機材を片付け、帰りにちょっと遅い昼飯です。今回は以前から話題に上っていた、川奈の”カウボーイ”というステーキ屋さんへ。
セルフの小さなお店ですが、本格ステーキを安くボリュームたっぷり食べることが出来ますよ。
こちらは牛肉100%ハンバーグです。
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和-nagomi

ryoさん、こんばんは。753です。
こちらにお邪魔するのは久しぶりですみません m(_ _)m
ワタシもそろそろシーズンインしようかと思ってます (≧▽≦)b
潜るときにはまだドライでしょうか?
写真の水の感じだとまだかなり冷たい感じがしますけど f^_^;)

ワタシにとっては久しぶりのI.O.Pです。
ダンゴウオ自体も久しぶりですヨ!
このかわいさは反則です(>_<)
オルトマンワラエビ、昔は確かムギワラエビって言いましたっけ?
2匹がフレームに収まっているのは珍しいですね☆
カエルアンコウもしばらくご無沙汰です。
会いに行かねば行かねばっ ===ヽ(≧△≦)ノ

つかこの記事で一番気になったのは最後のステーキのお店ですっ!
に、にくぅ~っ!!! (をい)
by 和-nagomi (2008-07-14 23:48) 

ryo

>753さん、こんばんは。

6月後半はダイビングネタが無く、古い写真ネタ(1960年代)になってました。(6月は無理やりパーフェクトしちゃいました)
7月に入りやっとダイビングネタに戻ってきました。

現在水温は18~20℃(深場で一時的に16℃位の場所もあるようです)で、ちょっと冷たいようですが、何せ外が暑い。おかげで水に入ると気持ちいいです。今は2ピースのウェットで入って寒さはほとんど感じません。厚手のアンダー(3mm)+5mmウェットで行けると思いますよ。

水温については、今年は黒潮が下がったままなので低いようです。おかげで、こんな時期までダンゴウオ君が見られています。いつもならとっくに居なくなっている時期なんですけどね。

オルトマンワラエビですが、以前はもっと深場(-40mとか)に居るムギワラエビと混同されていたものです。歩脚中央に黒縁の白色帯が脚を一周(「黒白黒」)していますよね。これがムギワラエビでは「赤白」らしいです。写真で見る限り、他はそっくりサンですね。

今年はやけに道路が空いているので、今のところ行き帰りは楽ですよ。
あ、ステーキですが、オージー200gで1690円だったと思います。ライス付きでおかわり自由です。
by ryo (2008-07-15 01:17) 

雨の弓

新聞屋さんの発言の近くに「余」っていう字が宙に浮いている
ような気がするのは私だけかしら(独り言)
新聞やさんの勧誘、粘られますよね。。
by 雨の弓 (2008-07-15 12:39) 

ryo

>雨の弓さん、こんにちは。

「余」の字が浮いていましたか。
それって黒い文字ですよね?
文字と写真の間に余白を入れるための文字なのですが、色を黒(#000000)に設定した為、バックグラウンドのカラー(#2b2b2b)と違っちゃったんだと思います。
家のモニタでは目立たなかったので、気にしていませんでした。
ご指摘ありがとうございます<m(__)m>
これで直っていると思うのですが、どうでしょうか?

この彼は新聞屋さん?それともだんなの方?って疑問もあるんですけどね。
by ryo (2008-07-15 15:16) 

SAKANAKANE

随分とご無沙汰してしまい、申し訳ありませんでした。
ryoさんのブログは、じっくりと読んで、しっかりとコメントしたいと、勝手に思っていまして、まとまった時間の有る時にお伺いしていたのですが、ここの所ずっと時間が取れず、ズルズルと長引いてしまいました。その間に、しっかりと沢山の記事をUPされていたのですね。
今日も申し訳ありませんが、コメントを入れる時間が確保できないので、nice!のみにて失礼させて頂きます。
必ずまた、コメントを入れに参りますので、どうかご容赦の程、よろしくお願い致します。
by SAKANAKANE (2008-07-16 02:53) 

ryo

>SAKANAKANEさん、こんばんは

随分忙しそうですね。
6月はたまたまネタが有ったのと、途中からは意地でパーフェクトしてしまいました。
そういった訳で、一部意味無しのブログも有りますので、その辺は飛ばしてください。
体に気をつけて、余裕が出来たらコメント下さい。楽しみにしています。
by ryo (2008-07-17 21:17) 

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