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2012/11/24(土) インドネシアバリ島トランバン2日目-4本目沈船→右Night [ダイビング インドネシアバリ島]

2012年11月24日(土) インドネシアバリ島トランバンDiving
2日目4本目(No622) 沈船→右Night 19:04-20:09(65min)
 Max.20.1m Av.13.3m 晴れ 透明度-m,流れ

今回の一枚は、水深18m程にあるトゲトサカ。ここに潜るのは3度目なのでもうお馴染みなんだけれど、夜だと雰囲気が違う。幹が少し引き締まった感じで、全体に赤っぽい。あれだけいたヨツバネジレカニダマシは見当たらず、代わりに居たのが「コシオリエビ属の一種」と「オウギガニ科の一種」。相変わらず、種類が確定できない甲殻類が多いのが残念。
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ナイトのスタートは中々緊張する。でも海に入ると周りが見えない分落ち着いたりする。魚も昼間とは装いを変え、違った姿を見せてくれる。
これは「ヒトスジイシモチ」の夜バージョン。青が強く、キラキラして綺麗。いつも思うんだけれど、こいつらはこのままフラフラしているけど、襲われないのかな??
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今回、まずは沈船へ。目的はここを住処にしているある奴らに会うため。真っ暗な中をライトを頼りに浅場を進む。沈船に着くと、裏側へ回り、ゆっくりと浮上しながら中を覗くと・・・。スポットライトを浴びるように、大きな魚体が水中ライトの光の中に。居た~、カンムリブダイ!!就寝中なのでストロボは禁止だし、カメラを覗いても真っ黒でピント合わせもできない。もともと50mmではとても全体は撮れないので、確認はできても写真に写すのはちょっと無理。ま、今回は目に焼き付けておくということで・・・。

沈船の方はこれでお終い。彼らには明日の朝またご挨拶することにして、写真の撮れるマクロネタの方へ。
最初が上にも載せたトゲトサカ。あれ、でも水深が4mも違う(初日のは22mだった)ってことは、昨日撮ったのとは別のトサカなんじゃ・・・。
だよね。だから当然生物層も違っていて当たり前。ところで、よ~く見てごらん、左下の方だよ、わかるかな?エビの幼生のような奴。これって泳いでいるよね。新種発見か?でも・・・、よく見るとこの配色、「タルマワシ(ホテイヨコエビの一種)」にも似ている。体を伸ばすとこんな感じになるんじゃないのかな?
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水深15mほどで黄色の「クマドリカエルアンコウ」をチェック。確かにこいつは同じ位置に居るので、水深はほとんど間違っていない。やはり別のトサカだったんだ。

水深20mのガヤの密生地。もともと「アカスジカクレエビ」の住処だったことは確認済み。体が白っぽく写っているのは、夜だから?
「オランウータンクラブ」の姿も確認。この写真を見たとき、オランウータンと名付けた人の感覚が分かった気がした。俗称としても、定着しているのが良くわかるな。
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赤いカイメンの根元でカニ?を発見。写真では大きく見えるけれど、甲長は2mm程と決して大きくはない。写真を撮ると、ずるずると隙間に後退して行き、最後にはサヨウナラと消えて行った。
最初は、配色が特徴があるのですぐに見つかるだろうと探していた。が、これだけハッキリした配色なのに見つからない。それもそのはず、写真をちゃんと確認すると、口の開き方や鋏脚がカニダマシ??いくらカニを探しても見つからない・・・。では、カニダマシをと調べたが、日本の図鑑ではやっぱり見つからない。最後はネットでカニダマシの写真一覧から。まあまあそれっぽいのが「パラオカニダマシ」。この仲間はまだまだ分類が進んで居ないようなので、本当のところは今一・・・。
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こちらもヤドカリ類。「コシオリエビ属の一種」。
こいつらも分類が非常に遅れており、ほとんど名前がついていない。その割にはちょっと探すとそこいらじゅうに居るので始末が悪い。体が赤く、眼が飛び出して、鋏足が長い。鋏は赤黒く、元が白い。といったのがこの辺りでよく見る奴の特徴。う~ん、みんな同じ種類でいいのかな~???
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特に深い意味があるわけではないが、左の写真を見ると、白いカイメンの周辺に、ゴカイや「アカトゲクモヒトデ」、他にも色々な生物が集まってきているように見える。こんな砂地でもちょっとしたことで、生物にとって生活しやすい場所とそうでない場所の違いができるんだな。
ここで見つけた「ミナミロウソクエビ」も必死でカイメンの方へと逃げて行ったっけ。
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何か赤っぽいのが居るぞ!カニか?エビか?はたまたコシオリエビの仲間か・・・?いや、この形なら貝の仲間かもしれないぞ。撮っておこう・・・。え、ホヤorz
負けてたまるか!!こっちの奴はさすがに甲殻類で間違いないだろう。どうやら「イボツブコブシガニ(甲長3mm)」のようだ。こいつなんかは、夜でないと、めったにお目にかかれないんだろうな。
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水深17m。ウミシャボテンがこの姿に。これこそ流れがある証拠。それにしても、「ウミシャボテンカニダマシ(甲長7mm,4mm)」にとっては迷惑な話。写真を撮る方としては絶好の光景だけどヽ(^o^)丿。大きい方が緑色の卵を抱えているから雌かな?たまに雄に卵を預けちゃう種類もいるから断言しにくいよ。でも、一応こいつらペアって感じだよね。
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おっと、こいつ見慣れない奴。まず間違いなく初物だ。しかも流れを利用して食事中。中々絵になる場面(*^_^*)。このエサ取りの触手のおかげだと思うが、何の疑いもなくカニダマシを探していた。本音を言えば、形だけ見るとカニと言われてもわからない。
最初、図鑑からナカソネカニダマシを選択し、あまり考えずに納得していた。確かに白地に紫と色的には合っているのだが、最近、図鑑を見直してみて甲面の模様に違和感を感じた。
どうやら、日本ではつい最近、初めて確認された「サラサカクレカニダマシ(甲長3mm)」なのではないかと・・・。日々確認が進んでいることはありがたいが、こいつらの分類はまだまだ変遷が多そうだ。
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なんだこいつ色が薄いし、あまり動く様子もないし、何かの抜け殻か?鋏脚が長いから「コシオリエビ属の一種」だとは思うが、足も太目だし全体に太くて、真っ赤な奴とは別種?やはり、最低でも2種類いるんじゃないかな。
ところで、下の2枚、間違い探しといったところ。何か気が付くかな?
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コシオリエビの目の下方、画面の左上と真ん中下あたりに、左の画像では写っている白っぽい虫のようなものが、右の画像では消えている。
下の左が今回の物、右が、初めの方のトゲトサカのところでで見た奴。よく見ると、タルマワシと呼ばれているものとは若干違うようだが、いずれも「ヨコエビの仲間」のように思える。え、ここまで来ると病気だって・・・。
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透明なカニ。写真はまるで縮小しておらず、甲長1mm程。なんせ小さい。鋏脚が短いことから、カニのメガロパ幼生ではないかと思うが、この段階では種類は不明。わかれという方が無茶だよ。
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常連の「ハワイトラギス」君も、布団代わりに砂をかぶっておねむの時間だ。
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水深は13m。小さなサンゴの塊を覗くと、赤いのや黒い小さい奴らが。赤いのは「クロエリサンゴガニ」、黒いのは「ミツボシクロスズメダイの幼魚」だね。魚たちはこれからおねむだが、カニ達にとってはこれからが本番?お互い、騒がしくないか?

そろそろ今回も終わりかな。
水深は7m。砂地に縞模様の細い棒が落ちている?いやいやこれは脚。よく見れば目玉も見えるし、砂をかぶった甲羅や遊泳脚と輪郭も見えてくる。どうやら「ケブカイボガザミ(甲長3mm)」辺りがくさいが、色が黒っぽすぎるのが気になる。でも、まだ小さいし、黒砂に居るからってことで・・・。
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右のは似たような配色で、表面はパンかビスケットのような質感?海星の一種であることは間違いないが、こいつらもかなりいろんな形のものが居る。こいつは腕が長くて棘々しく、太さが一様なのでクモヒトデ系だが太め。「ワモンクモヒトデ」という種類。

ここいらのウミエラでは、かなりの確率で「ウミシャボテンカニダマシ(甲長3mm)」が住み着いている。こいつも触手を広げて食事中。ほら、流れに乗ってプランクトンが沢山くるぞ。えい、やっ、と体を赤くしてちょっと興奮気味?
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右の赤い奴も、夜だというので安心しているのか、惜しげもなく体をあらわに。鋏脚も長いし、「コシオリエビ属の一種(甲長3mm)」だとは思うのだが、さっきまで見ていたのとは、鋏辺りの配色とかやや模様が違う。ナイトは昼間と違う景色を見せてくれて楽しいが、またまた不明種が増えちゃったよ。
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